2022.09.18

まるで「耳につけるスピーカー」なOladance(オーラダンス)のイヤホン #深夜のこっそり話 #1609

長年、カナル型イヤホン(密閉性が高く耳の奥まで入れるタイプ)を愛用していましたが、ついに耳を痛めてしまいました。イヤホンをつけると、キーンと耳の奥が痛くなる。イヤホンをつけるなど到底無理という状態です。

近所の耳鼻科に駆け込んだところ、原因不明だけれど何か細菌が入ったのかも?と抗生物質を処方されましたが納得いかず……。他の耳鼻科へ行ったところ、丁寧に検査をしてもらい「よくよく見ると耳の奥が赤いね。外耳炎ですね!」と診断されました。

医師曰くイヤホンが原因で耳垂れを起こす人や耳を痛める人が多いそう。対処法としては、イヤーチップを交換するか、できれば使わないこと。私の場合はどんどん症状が悪化していき、短時間装着しただけでも痛む状態だったので、カナル型イヤホンにさよならを告げることに。ここ数年、毎日数時間は使用していたので、耳に負担の少ない他のタイプのイヤホンを併用したり、もう少し耳を休めるべきだったのかもしれません。

それ以降、ノイキャンのヘッドホンとインナーイヤー型イヤホン(耳介に引っかけるタイプ)を併用していました。同室で家族が仕事をしていることが多く、スピーカーは使えないけれど何かを視聴したい、ながら聴きをしたいことがあるのですが、インナーイヤー型の音質にどうも満足できず……。室内でヘッドホンを装着するのも重たくて疲れるし。

(右)Oladanceウェアラブルステレオ ホワイト ¥23,980 (右)ブレーカー充電ケース ¥6,980/Oladance
(右)Oladanceウェアラブルステレオ ホワイト ¥23,980 (左)ブレーカー充電ケース ¥6,980/Oladance

前置きが長くなりましたが、そんな時にガジェット系のYouTubeチャンネルを見て、これは画期的かも……!とピンときたのが、Oladance(オーラダンス)のウェアラブルステレオ。耳を塞がない、オープンイヤーイヤホンです。当時はまだ国内で一般販売はされておらず、初めてクラウドファンディングのmakuakeで応援購入しました。現在はAmazonで購入可能です。

装着してみてすぐに、この商品のレビューをしていた方々がこぞって「耳もとにスピーカー」と形容していたのに納得! 音に深みと広がりがあり、脳内に音が染み渡ります。ひとつひとつの音がクリアでバランスが良く、低音もしっかり響く。これはもはやイヤホンというより、まさに装着するスピーカー。音が良いと音楽を聴く楽しさが倍増します。解放感がありながらも臨場感あるサウンドに包まれるので、映画視聴などにもぴったりです。

まるで「耳につけるスピーカー」なOladの画像_2

重たそうに見えますが片側12.7gと意外と軽量! 耳に引っかけ、くるっと耳に沿って回転するだけで装着できます。走ったり首を振っても落ちず、装着性の良さも◎

まるで「耳につけるスピーカー」なOladの画像_3
私が購入した充電ケースはブラックですが、現在販売されているのはグレーのみのようです。

付属ケース(右)ではケーブル接続時しか充電ができず、携帯時に充電したい場合は別売りのケース(左)が必要です。ただ、連続16時間再生とバッテリー寿命が驚異的に長いので、別売りの充電ケースはなくてもデイリーユースには十分な性能です。

まるで「耳につけるスピーカー」なOladの画像_4

便利なのがタッチコントロール。曲の送りや戻し、音量の上げ下げ、電話に出るなどイヤホンをタップするだけで操作可能。わざわざスマホを取り出さなくていい。下の写真のように、専用アプリのイコライザーで自分好みの音にカスタマイズしたり、タッチ回数の割り当てもできます。

個人的にデメリットと感じたのは、複数のデバイスでペアリングできないこと。私はスマホ用と割り切って使っています。

あと良くも悪くも、音量を上げてもしっかり外音を取り込みます。このイヤホンの本領が発揮されるのは、あくまで静かな室内かなと思います。室内で良い音に包まれながら周りの音声にも気づきたい人、家族と同じ部屋で別々のコンテンツを楽しみたい人などにはうってつけです!

今のところは屋外ではノイキャンのヘッドホン、室内で音楽を聴くとき時はこちらのオーラダンス、Podcastなど気軽に聞きたい時はインナーイヤー型と3つのデバイスの使い分けがしっくりきています。(私の場合、どのアイテムでも使い続けると耳が疲れてくるので……。)

YouTubeなど音声コンテンツを視聴することが増えたり、オンライン会議が日常化したり、耳を使う時間が以前より増えていると思います。みなさんもたまには意識的に耳を休ませてあげてくださいね。

エディターYOKOYAMAプロフィール画像
エディターYOKOYAMA

カルチャー、SNS担当。今昔を問わず映画が好きで、休みの日はたいてい映画館にいます。ひとりっぷ®ビギナーです。

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