2024.08.17

「ブロケット・コア」に誘われて。【adidas】の「ガゼルボールド」を迎えました #深夜のこっそり話 #2009

この夏、数年ぶりにスニーカーを買いました。普段はパンプスばかり履いて、スポーツ系アイテムとは縁遠い私にとっては珍しいことです。というのも、今年の夏になって初めて、今まで不得意なので避けてきた、スポーティなスタイリングがしてみたくなったのです。きっかけはSNSで見かけるおしゃれな女の子たち。トップスやシューズにスポーツブランドのアイテムを投入しつつ、他は手持ちのワードローブから甘めのアイテムを組み合わせるスタイルが新鮮で可愛かったこと。そして、マンネリ化した自分のコーディネートの幅を広げたい、冒険したいという思い。夏だからでしょうか。そんなこんなでピンクのスニーカーを迎えました。

「ブロケット・コア」に誘われて迎えた、チャレンジの一足

adidasのガゼルボールド
GAZELLE BOLD トゥルーピンク/グリーン/フットウェアホワイト ¥16,500/アディダス オリジナルス

ファッション業界では、世界的に大熱狂したスニーカーブームが終焉を迎えたと言われています。ですが最近は「ブロケット・コア」の流れもあり、スニーカーはストリートからスポーツに役割を変えて(あるいは本来の役割に戻って)、引き続き愛されている模様。「ブロケット・コア」とは、サッカーのユニフォームやジャージなどのスポーティなアイテムに、プリーツスカートや今大流行中のリボン、バレエシューズといったガーリーなアイテムを合わせたスタイルのこと。ガーリーなテイストは大得意です。年齢とのバランスを客観的に見極めようと気を付けているくらい(笑)、リボンやレースアイテムが好き。一方スポーティなスタイリングはこれまでもあまり縁がなく、着こなしに自信がありませんでした。ところがこの「ブロケット・コア」のバランスは絶妙で、私にとってハードルの高いスポーツテイストも、手持ちに多いガーリーなアイテムと合わせられるならいけるかも! そんな思いから、人生でも6〜7足程度しか買ったことのないスニーカーを新たに迎えるに至ったのです。

プレイフルなカラーリングと、スタイルアップを叶える4.5cmソール

adidasのガゼルボールド
ピンクとグリーンで色の彩度が違うのですが、マッチする不思議。スポーティな雰囲気もやわらかめ

「ブロケット・コア」のコーディネートをピンタレストで見ていると、頻出するのはアディダスの「サンバ」。サッカー用のシューズとして誕生した背景があるだけに、黒地に際立つ白の3本ストライプは、スポーティなテイストをぐっと引きあげます。こちらも気になったのですが、私の体型的に足元にはボリュームが欲しい。スニーカーであっても、ソールに厚みがある方がバランスを取りやすい。ということで、ソール4.5cmの厚底モデル「ガゼルボールド」のピンク×グリーンを選びました。

惚れ惚れしたのはこの配色。バブルガムピンクをちょっと優しくしたような明るいピンクに、パキッとコントラストを生む鮮やかなグリーンのライン。ハッピーでプレイフルな配色は、大胆ながらもシンプルなコーディネートのいいアクセントになります。「ガゼルボールド」はカラーバリエーションがとにかく豊富で、色の組み合わせによって、ノスタルジックだったり、シックだったり、その表情を変えるのも魅力。ひとつ迎えましたが、あと3色くらい気になっています。

コンフォートゾーンから飛び出して、自分の「好き」もアップデートしたい

adidasのガゼルボールド
パンプスばかりではなく、スニーカーコーディネートのバリエーションも増やしたい

スポーティなスタイリングは初心者で、いい感じなのかどうか分からないながらも、スニーカーを取り入れるコーディネートを楽しんでいます。30代になると、20代にさんざん手を出しては失敗した経験から、自分の中での正解や「これを選ぶと間違いない」という価値観、モノ選びの観点が出来上がります。それはこれまで培ってきたかけがえのないもので、時には財布の中身が寂しくなりながらも突き詰めてきたものなので、否定する必要はありません。ですが、それだけだと凝り固まってしまう。仕事でよくコンフォートゾーンから出ろ、と言いますが、これはスタイリングにも当てはまるんだなと。あれこれ手を出してみたい性格は変わらないので、これからも小さなチャレンジと、トライアンドエラーを重ねていこうと思います。30代も、失敗を恐れない…!

エディターYAMASAKIプロフィール画像
エディターYAMASAKI

新米エディター。大人になるにつれてピンク愛が加速し財布もスマホもピンクに。お酒が飲めないためお茶全般とおいしいご飯が大好き。

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