小田切ヒロの誰だって小顔になれるんだ【ベースメイクアップ編】

誰しもが憧れる、キュッと引き締まった小顔。実は、メイクアップで手に入れることができるのだ。本誌人気連載でもおなじみの小田切ヒロが伝授する、簡単なのに効果絶大テクニック、とくとご覧あれ! まずはベースメイクアップ編をお届け。

シャツ¥33,000(エリカ カバリーニ)・イヤーカフ¥8,000(スタニングルアー)/スタニングルアー 青山店 ビスチェ¥26,000/ルシェルブルー カスタマーサービス(アイレネ) ピアス¥36,000/トーカティブ

奇跡の小顔ベースドキュメンタリー

お待ちかね、小田切流・小顔プロセスの全貌を大公開~~! とはいえ、たったの6STEPで完成、所要時間約5分という、まさにミラクルな小顔メイクアップ。小顔ベースというとあれこれ塗り込むイメージがあるかもしれないけれど、ミニマルにつくるため、旬な抜け感も同時に手に入るのがうれしい

1 下地で顔のアラを消してフラットに整える


ニット¥18,000/GALERIE VIE 丸の内店(ギャルリー・ヴィー)

「小顔のためのベースづくりは、光と影を操ってそのコントラストや強弱で錯覚させるのが基本。そのとき毛穴やシワによる影がたくさんあるとその効果が分散しちゃうんです。なので、まずスムースに肌を整えてくれる下地から。1プッシュ分を出して、スキンケア感覚で手の平で温めてから包み込むようにじんわりとパックするようになじませていきます」

2 オレンジのコンシーラーでクマを隠して陰影を立たす!

コンシーラーはクマやシミを消すためだけのものではないんだぞ!ということを、今回お伝えしたいんですよね。使うのは中央のオレンジ。①~③の順に付属のチップで線をスッと描くように引いたら、指でトントンとなじませます。すると、クマは隠れるのに目もとに自然な奥行きや立体感が生まれるんです。これは、普通のベージュではできない、オレンジだからこそなせるワザ!」

3 ファンデーションは必要最小限にとどめる

「今年発売した大人気のコンシーラーは、ファンデーションとしても優秀。頰や小鼻の脇、口角などの赤みやトラブルの出やすい部分だけをカバーしましょう。シミやそばかすはあえてうっすら透けているくらいが、抜け感があっておしゃれな肌になれます。指で少しずつ取りながら、やさしくなじませていけばOK。フェイスラインまでしっかり塗ると、途端に厚塗り感が出るのでご注意を」

4 ごく薄パウダーでヨレやテカリを防止

ひと足先にマットな秋の肌を取り入れるため、そして崩れにくさを考慮して、フェイスパウダーを軽くひとはけ。仕上がりに差が出るので、付属のブラシやパフではなく、できれば大きめのものを使ってほしいですね。プレストパウダーを取ったら、手の甲で調節しつつ毛の中に粉を入れ込みます。そして、Tゾーン・目まわり・鼻横・あごの4つのエリアにソフトに重ねてなめらかに仕上げて」

5 立体感と抜け感を宿す“ビーミング”を!

「顔の高い位置にハイライトを入れていたのは、ほんの昔のこと。今は、むしろ凹んでいて影になりやすい部分に“ビームのような光を与える=ビーミング”をすることで、メリハリを彫り起こすことができるんです。入れる場所も鼻と目まわりのみ。指先にクリームを取り、鼻根・目頭脇、目尻にチョンとのせるだけ。あえて広げたりなじませたりせずスポットできかせることがポイント」

6 あご下シェーディングでさりげなく、くっきり小顔

「使用するパウダー、肌よりかなり濃くてびっくりした方もいらっしゃいますよね。でも、この粉はすごく自然なので大丈夫。しかも、入れる場所は耳下~あごをつないだラインのエッジ部分!『もっと幅広く入れなくていいの?』と思った方もいるでしょうが、いいんです!ほんの少しだけフェイスラインのエッジにかかるようにクルクルと入れると、顔全体が影に囲まれてコンパクトに

小顔のための神6アイテム

小顔になるためのテクニックももちろん必須だけれど、まず必要なのは厳選された優秀なプロダクトだ。小田切ヒロがリアルに愛用し絶賛するこの6品を揃えれば、夢の小顔までいっきに近づく!

1 YVES SAINT LAURENT ラディアント タッチ ブラープライマー
「肌に凹凸があると不要な影ができてしまって、小顔力が分散してしまうんです。この下地はキメまでフラットに整うので重宝しています」(30㎖)¥6,300/イヴ・サンローラン・ボーテ

2 ETVOS ミネラルコンシーラーパレット
「目もとに奥行きを与えるために、オレンジのコンシーラーをひとつ」。肌にやさしい処方で、石鹼で洗い流せるのも魅力。SPF36・PA+++。¥4,500/エトヴォス

3 NARS ソフトマットコンプリートコンシーラー
「厚ぼったさなく肌と一体化するのに、カバー力も抜群!部分使いするときのベースアイテムとして、こんなに優秀なものはほかになかなかないっ!」全8色¥3,400/NARS JAPAN

4 shu uemura ステージ パフォーマー インビジブル パウダー
「肌に使うお粉はカラーレスで、肌の質感を落ち着かせるものを。プレストタイプのほうがパフにつきすぎず薄くフィットするんです」レフィル¥4,000・同ケース¥1,000/シュウ ウエムラ

5 rms beauty ルミナイザー
「潤い感もツヤ感も、これに勝るものってないんじゃないかな!? 今回は点のせするんですが、その場合でもしっかりと光を放って立体感を与えてくれます」¥4,900/アルファネット

6 bareMinerals ベアプロ パウダーファンデーション 20
「シェーディングに使うのは、パウダリーファンデーションの一番濃い色!でも見た目よりもナチュラルですよ」SPF15・PA++。¥4,200/ベアミネラル

小田切さんからのメッセージ

小田切ヒロ Hiro Odagiri
ラドンナ所属。オリジナリティあふれる視点から繰り出されるテクニックのほか、独自のスキンケア理論にもファン多し。自身も美容オタク。

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SOURCE:SPUR 2017年10月号「小田切ヒロの誰だって小顔になれるんだ」
photography:Yasuhisa Kikuchi〈vale.〉(model), Kevin Chan(products) make-up:Hiro Odagiri〈LA DONNA〉 hair:HORI〈bNm〉 styling:Izumi Machino(model) model:Julia illustration:Hana Sawamura edit:Kazuko Moriyama movie:Uchijima Ryosuke(ZONA)

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