乾燥MAXの冬を乗り切る【保湿術】小林ひろ美さんと直川貴博アナウンサーに聞く、6つのアイデア

一年の中でも、特に乾燥と向き合わなければならない冬。顔も身体もそこかしこの肌がなんとなくドライな今、知りたいのは今日からでもできる保湿術! そこでヘルプを求めたのが二人の美容賢者、スキンケアが楽しくなるアイデアとツヤ肌を誇る美容家・小林ひろ美さんと、自他共に認める美容オタクでその美肌に注目が集まる福島中央テレビアナウンサー・直川貴博さん。それぞれの保湿術とこだわりポイントを教えてもらいました。

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美容家【小林ひろ美さん】の“続けられる”保湿術

小林さんは敏感肌系の乾燥肌。アトピー持ちということや睡眠不足が続いてしまう環境、年齢などさまざまな要素が重なり、しっかり保湿したと思っても日中乾きやすく、赤みやかゆみが出やすいタイプ。

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美容家小林ひろ美(こばやしひろみ)

美・ファイン研究所主宰。リバイタライズサロン「クリーム」ディレクター。透明美肌の持ち主、美の目利きとして雑誌、テレビなど様々なメディアで活躍中。海外の美容情報にも精通しており、豊富な美容知識と生活の中から編み出されるユニークかつ効果絶大なメソッドで支持を集める。

小林さんから伺ったのは、手間暇かけずにできる3つの保湿術。その全ての根幹にあるのは「乾かさない、滞らせない」ということ。顔など一部だけを保湿するのではなく、全身まで視野を広げて巡りを意識する。そうすることで、肌が変わる実感を得られて、周囲からも褒められることが増えたそう。今回は保湿と巡りをかなえながらも、多忙でスキンケア時間をしっかり取るのが難しい方や、継続が苦手な方も取り入れやすいアイデアを伝授。

①続けやすい3種の「インバス保湿」で全身に潤いヴェールをまとう

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入浴後に全身にクリームを塗ったり保湿したりするのが大切だとはわかっているけれど、面倒で続けるのが難しい。そんな方に知ってほしいのが3種類の「インバス保湿」。その日の状況や気分に応じて、スキンケアにかけられる手間から選択可能な保湿術。

〈1つ目〉
「保湿できる製品で、全身を洗いながら潤す」
シャンプーやボディソープに保湿成分が含まれたものを使用することで、洗うと同時に潤いケアも完了。プラス一手間を加えることなく、全身を保湿することができる。小林さんイチオシは、シルクが配合された、みどりまゆ BODY&HAIR モイストシャンプー。髪・顔・身体に加えてデリケートゾーンまで使用可能なこのソープは、まるでシルクのヴェールをまとったかのような洗い上がり。まずは洗うだけで保湿までかなえてくれるアイテムを取り入れてみるのも良い。

〈2つ目〉
「乳液を溶かしたお湯を浴びる」
腕や脚などにちまちまとクリームを塗るのが億劫なら、浴びてみては? 8分目ほどまでお湯を張った洗面器に、3~4プッシュほど乳液を入れ、手で混ぜ合わせる。少し白濁したら、浴室から出る前に掛け湯をするような感覚でざぶーんと全身にかけるだけ。流しているのか、つけているのかわからない程度でOK。

〈3つ目〉
「塗るオイルの“ボディスーツ”を着る」
浴室内で髪も身体もざっと拭いたあと、全身にオイルを塗布。特に小林さんおすすめ、ハーブサーキュレイトオイルは配合されているハーブによって血液やリンパの巡りを促進。オイルによる保湿はもちろん、入浴によってすでに巡りの良い身体に塗布することで、追い風のように代謝アップに貢献し、ぽかぽかとあたたかなボディスーツを着ているかのような風呂上がりに。

「使う製品を変えたり、乳液を溶かしたお湯を浴びたりなど、取り入れやすいところから始めてみてください。徐々にオイルを塗って保湿することが習慣化して、それが難しい時には洗うだけで保湿してくれる製品に頼ったりするなどバランスを取って、無理なく続けられると良いと思います」

みどりまゆ BODY & HAIR モイストシャンプー

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肌も髪も洗浄可能なシャンプー。肌と相性が良く高保湿なみどりまゆのシルク成分を配合。すすぎ流した後も皮膚に美容成分が残るフォーミュラで、まるでシルクのヴェールをまとったかのような潤いが続く。バスタイム中の心がほどけるベルガモットのやさしい香り。
みどりまゆ BODY & HAIR モイストシャンプー 400mL ¥3,960/絹生活研究所

きものブレイン
https://silklifelab.com/contact/
0120-611-240

 

ハーブサーキュレイトオイル

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顔の美肌のために、全身の巡りを上げる。そんな発想のもと、血液循環に着目して生まれたオイル。オイルとは思えないほどのサラッとしたベタつき感のないテクスチャーで身体はもちろん、顔にも髪にも使用可能。まるで森林浴をしているかのようなリラクシーでハーバルな香り。
ハーブサーキュレイトオイル(化粧用オイル)150mL ¥7,150/セブンフロー(美・ファイン研究所)

美・ファイン研究所
http://befine-online.com/
0120-393-903

②フェイスケアの「ついで塗り」で首や手まで乾燥を感じさせない

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どれだけ綺麗な肌で、素敵なメイクアップをしていても、顔に続く首や人目に触れることの多い手が乾燥しがちだと、違和感が出てしまうもの。乾燥による年齢を感じさせやすい首と手も、顔と同じくらい保湿を意識したい。とはいえ、特別なことをする必要はなし。いつものフェイススキンケアの流れで、顔から首まで手を下ろし、余った化粧水やクリームなどを塗布そのままスキンケア成分の付いたもう片方の手のひらを、首元に置いた手に重ねて軽くプレスしながら手の甲も保湿を。フェイスケアのついでに、首と手の乾燥対策もかなえる。

「フェイスケアはしっかりしていても、首と手の乾燥によって年齢が出てしまい、手入れの行き届いた顔との差に違和感を感じてしまうことも。早いうちから顔・首・手をまるっとケアしておくことで、歳を重ねた時にその成果が効いてきますよ」

③ガサガサかかとは、就寝中に靴下の中で「つけ置き」する

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どこから手をつけて良いかわからないようなガサガサかかとには「つけ置き」が有効。たんぱく質を分解してターンオーバーを助ける尿素が入ったかかとつるつるクリームなどのクリームを塗ったら、かかとを保湿してくれる靴下を履いて就寝。おすすめは、遠赤外線効果でかかとを保湿しながら温めるピュビケアのかかとソックス。小林さんは中でも通常品より+5℃温かいウェットスーツと同じ素材でできたものを愛用中。こうしてフヨフヨに柔らかくなるように一晩つけ置きする。翌朝シャワーを浴びる際に軍手やみどりまゆのまゆ玉などでかかとをゴシゴシと洗うことで、保湿もしながら古い角質を取ってつるんと仕上げて。最後にはクリームを薄く塗って保湿も忘れずに。

「かかとソックスにクリームがついてしまうのが気になる方は、ラップをした上でソックスを履くのも一つの手。他のアイデアに比べて少し手間がかかるので、このかかとケアは毎日でなくできる時にすればOK。ストレスのない続けやすいやり方を見つけていきましょう」

かかとつるつるクリーム

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尿素と海洋性コラーゲンにより、硬くなったかかとやひじ、ひざなどの皮膚をやわらかくする。かかと、ひじ、ひざはもちろん、ハンドクリームとしても使用可能。無香料、無着色、無鉱物油なので安心かつ、香りのあるクリームと併用しても喧嘩しない。
かかとつるつるクリーム100g ¥1,320/旅美人

旅美人
https://www.tabibijin.com/
0120-58-1177

+5℃ 起毛かかとソックス

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自分自身の体温と光電子®︎の持つ遠赤外線効果により、ソックスで包んだかかとと足首を温めるピュビケアのかかとソックス。通常タイプよりさらに暖かい+5℃ 起毛かかとソックスは、極寒時に着用されるウェットスーツにも使用される保温効果の高い素材を使用。
+5℃ 起毛かかとソックス 全7色 フリーサイズ(22〜25cm)各¥5,500/ピュビケア

ピュビケア
https://pubicare.shop
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3-6450-3434

みどりまゆのまゆ玉(5個入り)

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絹生活研究所の無菌室にて生産された清潔なみどりまゆのまゆ玉。お湯に浸して柔らかくなったまゆ玉は、極細の繊維が毛穴の汚れや角質を絡め取り、シルクセリシンという美容成分が肌にステイする。
みどりまゆのまゆ玉 5個入り ¥660/絹生活研究所

きものブレイン
https://silklifelab.com/contact/
0120-611-240

アナウンサー【直川貴博さん】の“ケチらない”保湿術

直川アナウンサーは混合肌の傾向にあり、年齢を重ねて化粧ノリが悪くなったことを実感。これまではアウトドアで日焼けした肌をケアするトーンアップを中心にしていたけれど、25歳を過ぎた頃から保湿も注力するように。

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福島中央テレビアナウンサー直川貴博(のうがわたかひろ)

1994年生まれ和歌山県出身。夕方ワイド番組『ゴジてれ Chu!』天気コーナーとリポーターのほか、『ZIP!』の中継リポーターを担当。「美容が好きすぎる男性アナ」として、『踊る!さんま御殿!!』に出演。趣味はスキンケア・メイク、舞台鑑賞、マラソン。直川アナウンサーに会える!「中テレ祭り2024」を3月20日~24日に郡山市で開催。

直川アナウンサーが教えてくれた3つの保湿術に共通するのは「とにかくケチらない」。それは高級な製品を使うということではなく、自分のお財布事情やライフスタイルに合った価格帯の製品をリッチに使うということ。そしてやはり「継続する」ことが大切。スキンケアの成果はすぐには表れない。けれど続けることで、多忙でケアを十分にできない時期があったとしても、これまでの蓄積がフォローしてくれる。そんな直川さんの実体験に裏付けされたこだわりの保湿術をご紹介。

①「スキンケアは基本2回ずつ」で、浸透していく実感を得る

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とにかく肌にしっかり潤いを浸透させたい。その気持ちから、一気にたくさんの量を塗布するのではなく、少し時間をかけ、何回かに分けてたっぷり保湿。乾燥が厳しい冬のスキンケアルーティンは、導入美容液→先行乳液→化粧水→肌状態に合わせた美容液→クリームで蓋をするという流れ。その中で、先行乳液と化粧水は1回分の量を2回ずつ、美容液は1回分の量を2回に分けて塗布する。ビタミンC系以外のアイテムは塗る前に少し手で温めて人肌の温度にするのが、心地よくスキンケアをするこだわり。このルーティンは朝晩共通。アナウンサーという職業柄、日中は長時間しっかりメイクをしたまま過ごすことが多いかつ、放送用の照明に負けないマット肌に仕上げることが多いので、潤いを閉じ込める朝の肌作りが肝心。

「浸透していく実感が欲しいので、少し時間をかけ、回数を分けてスキンケアをしていますが、実はせっかちな性格。そのため浸透していくのを待ちながら、掃除をしたり洗濯をしたりと、ながら美容をすることも。美容液は、日中の潤いキープに注力したいこともあり、夜は鎮静効果のあるもの、朝は保湿力を高めるものと使い分けています」

②ボディケアも顔と同じく「潤してから蓋」をする

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身体の保湿を始めたのは25歳前後。それまでは特段ボディケアをしていなかったけれど、乾燥した肌にズボンの締め付け跡が残るなど、歳を重ねて身体の潤いが少なくなってきていることを実感。フェイスケアと同じ理論で、水分をしっかり入れてから蓋をするため、化粧水→クリームの順で塗布。ケチらずにたくさん塗布して潤いを閉じ込めるため、化粧水・クリームともに大容量でお手頃価格のものを使用。バシャバシャと遠慮なく使えると思える価格帯のものを選び、リッチに使うことがポイント
「自分にとって少し高級な製品をチビチビと使っていたこともありましたが、思い切りケチらずたくさん使える方が合っているなと実感。製品を選ぶ際は、さまざまなレビューや愛読している成分解説本などを参考にするのですが、それと同時に自分に見合った価格帯であることも重視しています」

③潤いチャージは、湿度管理と水分補給で「内からも外からも」

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現在、福島県の夕方ワイド番組にて天気キャスターを務めていることもあり、乾燥を数字で認識することが多く、ドキッとさせられることも多々。以来、自室の湿度は50%以上、60%を目指すように。そのためエアコン一台の空間に対して、2台の加湿器をスタンバイ、洗濯をした際には室内干しをするなどで理想の湿度をキープ。外的環境だけでなく、インナーケアも抜かりない。水分は一日2リットル摂るのが良いと言われることも多いが、直川アナウンサーは常温水を中心に3~4リットルを摂取。また職業柄、烏龍茶など喉の油分を取ってしまうと言われている飲み物は控える、就寝時には自分に合った加湿効果のあるマスクを着用するなど、口腔内の保湿対策も抜かりない。

「直接的に肌に働きかけるケアだけでなく、周囲の環境やインナーケアなども含めて保湿を考えています。加湿器は、温かい蒸気が出るスチームタイプと、熱くならずに水蒸気が出る気化タイプを併用中」

顔だけでなく全身の巡りと保湿を意識することで、潤いとハリツヤのある肌を目指す小林ひろ美さんの保湿術無理なく継続できること、自分にとって遠慮なくたっぷり使える価格帯を重視して内からも外からも潤いを蓄える直川貴博アナウンサーの保湿術。それぞれのアイデアから、ライフスタイルに取り入れやすいものを取り入れ、楽しみながら乾燥を乗り切りましょう。

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