【ほうれい線、くすみ、クマetc...】大人のリアル悩みをメイクアップアーティストが解決!

洗練されたムードで大人がカラーメイクアップを楽しむためにはちょっとしたコツが必要。自身も大人世代の松井さんが、仕上がりのクオリティを高めるテクニックを歯切れよくアンサー。

洗練されたムードで大人がカラーメイクアップを楽しむためにはちょっとしたコツが必要。自身も大人世代の松井さんが、仕上がりのクオリティを高めるテクニックを歯切れよくアンサー。

Rika Matsuiプロフィール画像
Rika Matsui

メイクアップアーティスト。ヘアサロン勤務を経てNYで活動し、2006年より東京を拠点に。雑誌や広告を中心に活躍し、セレブリティからの指名も多数。

Q1:ちょうどいいハイライトって?

ボーム エサンシエル スカルプティング¥7,040/シャネル
濡れたような輝きをかなえ、肌から浮かない淡いピーチカラーも魅力。ボーム エサンシエル スカルプティング¥7,040/シャネル

A:頰骨の高い位置に指1本分、ミニマムに!

「大人の肌はツヤ感があったほうが生き生きと見えますが、やりすぎは厳禁。広範囲に入れるとヌメッとした印象になり清潔感がなくなってしまいます。最適解は頰骨の高い位置に指1本分のみ。え、それだけ?と思われるかもしれませんが、ミニマムに入れたほうが輝きが引き立ちます。スティックで直接のせたら、ファンデーションを塗布したスポンジなどで軽くなじませるひと手間も忘れずに」

Q2:大人の眉毛、どうアップデートするのが正解?

超細芯アイブロウ 03 ¥550/セザンヌ化粧品
力を入れずとも眉毛1本1本を繊細に描くことができ、ウォータープルーフ処方で落ちにくさも秀逸。03は明るすぎないナチュラルブラウン。超細芯アイブロウ 03 ¥550/セザンヌ化粧品

A:0.9㎜の超細芯ペンシルを使えば、抜け感のあるモダンな仕上がりに

「まさかアイブロウパウダーだけでババーッと眉を完成させていませんよね? 大人がいかにおしゃれな顔に見せるかの要は、実は眉にあります。大切なのはリアルな眉毛のような繊細さ。眉頭から眉山まではパウダーで描いてもOKですが、眉山から眉尻はまるで毛が生えたかのように1㎜以下の極細ペンシルで仕上げるのがコツ。眉のエッジがぼやけず、毛と毛のわずかな隙間が抜け感にもつながります」

Q3:クマカバーのコンシーラー選びのコツって?

アンダーアイブライトナー¥3,300/ケサランパサラン ダーマカラー プロフェッショナルカバーパレットK¥6,380/コスメ・デ・ボーテ
1 言わずと知れたベストセラー。アンダーアイブライトナー¥3,300/ケサランパサラン 2 ハイカバー力を誇り、プロのアーティストも愛用。ダーマカラー プロフェッショナルカバーパレットK¥6,380/コスメ・デ・ボーテ

A:補色のオレンジで、「のばさない」のがポイント!

「まずクマカバーでやってはいけないのが、コンシーラーを厚塗りすること。くずれやすくなるうえ、隙のない能面のような顔に。青黒い感じのクマであれば、いちばん効果的なのがオレンジ。補色の働きで影のニュアンスを自然に中和させることができます。また幅広くのせると意味がないので、影の部分にだけ細くのせて、のばし広げないように気をつけながら指でトントンとなじませて」

Q4:気になるほうれい線、どうカバーすべき?

ル・セラム Ⅱ(50㎖)¥29,700/クレ・ド・ポー ボーテ
洗顔後すぐの肌になじませる美容液。みずみずしく浸透してバリア機能を強化し、内側から潤いがみなぎる肌へ。ル・セラム Ⅱ(50㎖)¥29,700/クレ・ド・ポー ボーテ

A:隠そうとすると余計に目立つので、スキンケアで対策を!

「ほうれい線が目立つ部分は皮膚が硬くなっていることが多いので、コンシーラーでカバーするのは逆効果。表情の変化でたちまち膜が崩壊して"溝"が悪目立ちしてしまいます。ここは、化粧でなんとかしようという発想からシフトチェンジして、スキンケアを頑張ったほうが近道です。肌を柔らかくほぐしながら水分で満たし、潤いが浸透しやすくなる土台をつくる高機能プレ美容液がおすすめ」

Q5:明るいアイシャドウがくすむ問題、どうすれば?

リクイドファンデーション EX SPF12・PA++ 全9色(30㎖)¥5,500/RMK Division
乳液のようになじんで、薄膜仕上げを実現。リクイドファンデーション EX SPF12・PA++ 全9色(30㎖)¥5,500/RMK Division

A:コンシーラーではなく、リキッドファンデで自然にカバー

「まぶたがくすんでいて、明るいトーンのアイシャドウが思ったように発色しないときは、薄膜のファンデーションでカバーしましょう。コンシーラーで完璧になくそうすると、くすみは消えてもどこか隠蔽感が漂うので、老け見えしやすくなります。ファンデーションの色みは、イエロー系よりもピンク系を選ぶと自然なトーンアップが可能。ごく少量を肌に溶け込ませるように指で丁寧にフィットさせて」

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