BEN AFFLECK/ ベン・アフレック

俳優としてだけでなく、脚本家・監督としてアカデミー賞受賞経験もある多才さが魅力。実は子役出身の長いキャリアの持ち主で、タフでシリアスな二枚目役はもちろん、迂闊で脇が甘いけれどどこか憎めない男をリアルに演じるのも得意。8歳からの親友マット・デイモンと脚本を手がけ、自らも出演した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)がアカデミー脚本賞とゴールデングローブ脚本賞をW受賞し、脚光を浴びる。その後、大作『アルマゲドン』(1998)や『パール・ハーバー』(2001)でハリウッドスターの仲間入りをしたが、2003年以降は出演作がことごとくゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞を受賞するなど、キャリアが低迷。そんな中、2007年からは監督業にも進出し、監督・製作・主演を兼任した『アルゴ』(2012)がアカデミー作品賞を受賞。新バッドマンに任命されるなど、新たな黄金期を迎えている。プライベートでは、グウィネス・パルトロウとの交際や、歌手のジェニファー・ロペスとの"ベニファー"と揶揄されたイチャイチャカップルぶりが有名。『デアデビル』(2003)の共演で知り合ったジェニファー・ガーナーと2005年に結婚し、1男2女を授かる。おしどりカップルとしても知られ、公私ともに順調に見えたが、2015年6月に離婚を発表。破局の原因は、ベンのベビーシッターとの浮気やキャンブルや飲酒と噂された。ふたりはいまだに同じ屋根の下で暮らし、離婚手続きは保留のまま。今後の動向が注目されている。

出身:アメリカ、カリフォルニア州バークレー 生年月日:1972年8月15日
身長:189cm 髪の色:ダークブラウン 瞳の色:ブラウン
代表作:
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)、『アルゴ』(2012)、『ゴーン・ガール』(2014)
配偶者&パートナー歴:
グィネス・パルトロウ(女優 1998)
ジェニファー・ロペス(シンガー 〈婚約2002〜2004〉)
ジェニファー・ガーナー(女優 2004〜〈結婚 2005〜2015〉)

BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_1
ヒーローから平凡な男役までこなす俳優としてはもちろん、監督や脚本家としても才能を発揮。一方で、アルコールやギャンブルで身を持ち崩しそうになる危うさをはらんだ一面も。第70回ゴールデングローブ賞のレッドカーペットにて(2013年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_2
結婚10年目の離婚発表から2ヵ月。長女ヴァイオレット(9)、次女セラフィナ(6)、長男サミュエル(3)を連れ、ショッピング中のベンとジェニファー。いまだに結婚指輪をはめ、同じ家に暮らすふたりは、離婚手続きを保留し、セラピーを受診中(2013年)©amanaimages
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_3
メタボ体型から一転、『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』の撮影を前に、1日に5000カロリーの食事と熱心なジム通いで見事に肉体改造。役に入れ込み、できる限り自分でアクションをこなすよう努力したそう(2014年)©amanaimages
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_4
ロザムンド・パイクと『ゴーン・ガール』NYプレミアへ。「この作品は夫が愚かで滑稽でなければ」と語るデヴィッド・フィンチャー監督のイメージを見事に体現。ヒッチコック作品のリメイク『見知らぬ乗客』での再タッグが決まっている(2014年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_5
『バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生』で新バットマン役に抜擢。アメコミ好きの祭典コミコンでは、スーパーマン役のヘンリー・カヴィルとワンダー・ウーマン役のガル・ガドットとともに登壇した(2014年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_6
『ダラス・バイヤーズクラブ』で様々なアワードの助演男優賞を総なめにしたジャレッド・レトとの2ショット。ふたりはこの後、『スーサイド・スクワッド』(2016)で共演。アカデミーの賞レースを占う、全米俳優組合賞の授賞式にて(2014年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_7
映画界での功績を称えられ、アメリカの名門ブラウン大学芸術学部の名誉教授に任命。「学歴で(ハーバード大学中退の)マット・デイモンを超えることができた」とジョーク混じりにスピーチ。ベンはかつてオキシデンタル大学とバーモント大学に学んだが中退している(2013年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_8
米ファッションブランド「ジョン バルベイトス」のイベントで、出世作『アルマゲドン』の主題歌を歌ったスティーブン・タイラーと。スティーブンの娘リヴ・タイラーとは、『アルマゲドン』(1998)と『世界で一番パパが好き!』(2004)で共演(2013年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_9
監督作『アルゴ』がアカデミー賞作品賞の栄誉に輝いたオスカーナイト。ヴァニティフェア誌主宰のアフターパーティに、背中にラッフルをあしらったグッチのドレスに身を包んだ妻をエスコートし、公私ともに充実した様子をアピール(2013年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_10
脚本に惚れ込み、親友のジョージ・クルーニーを説得して、自ら製作・監督・主演を務めた『アルゴ』でアカデミー賞作品賞を獲得!イランアメリカ大使館人質事件をモチーフにした本作では、CIAの工作員をシリアスに演じた(2013年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_11
過去には、コンゴの難民の窮境を描いた短編ドキュメンタリー映画を公開したこともあるべン。2013年には、東コンゴ・イニシアティブという難民救済のための非営利団体を設立。写真は国家軍事委員会の公聴会に出席したときの様子(2012年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_12
『ランナーランナー』の撮影で訪れたプエルトリコのビーチで、産後間もない妻ジェニファーと3人の子供たちとバカンスを楽しむ様子をパパラッチ。アディダスの海パン一枚の姿は、マッチョともメタボとも言えないリアル路線(2012年)©amanaimages
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_13
長女ヴァイオレットの手を引き、次女セラフィナを抱えた姿をキャッチ。オフの日は学校や保育園への送り迎えにも熱心で、娘のキティちゃんバックを持つ姿も目撃されている。前髪とひげを伸ばしたスタイルは、アルゴ撮影中のもの!?(2011年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_14
カナダで行われた、貧困に苦しむ世界の子供たちのためのチャリティ・イベント「ONEXONE」にホスト役として出席。300人の子供たちをハグし、うれしそうな様子を見せた。前年には親友のマット・デイモンとともに同イベントに出席していた(2008年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_15
2005年に結婚した妻のジェニファー・ガーナーと、贔屓の野球チームのボストン レッドソックスの試合で観戦デート。映画の衣装で他チームのキャップをかぶることを拒否し、撮影を4日間ストップさせたほどの熱心なファン(2007年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_16
2007年にハードボイルドミステリーの傑作をもとにした『ゴーン・ベイビー・ゴーン』で監督デビューし、高い評価を受けた。その後も、『ザ・タウン』(2010年)、『アルゴ』(2012)とコンスタントに監督作品を発表(2007年)©amanaimages
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_17
民主党支持者であり、歴代のアメリカ合衆国大統領選挙ではアル・ゴア、ジョン・ケリー、バラク・オバマをそれぞれ支持。写真は上院議員時代のオバマと、カリフォルニア州の石油会社に課税し、クリーンエネルギー開発の資金に回す法案を支持する演説を行ったときのもの(2006年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_18
ポーカーの腕前はプロ級で、カリフォルニア州ポーカー選手権で賞金約35万4千600ドルを稼ぎ、ワールドポーカーツアー決勝トーナメント出場資格を獲得。旅先のカジノで「カード・カウンティング」という裏ワザを使い、出禁になった過去も(2004年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_19
歌手のジェニファー・ロペスと交際中は、そのアツアツぶりから“ベニファー”と揶揄される。共演作『ジーリ』では不名誉にも最低カップル賞に選ばれ、キャリアはどん底に。J. Loの主演作『メイド・イン・マンハッタン』のプレミアにて(2002年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_20
真珠湾攻撃を描いた戦争映画『パール・ハーバー』のハワイプレミアで、レイを首にかけての一枚。ベンは、愛と友情と大義のために戦う、二枚目のヒーロー役。いかにもなハリウッド大作に続けて起用され、スター街道を順調に進んでいた(2001年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_21
ブラッド・ピットと破局したばかりのグウィネス・パルトロウと『恋に落ちたシェイクスピア』(1998)で出会い、交際。2000年公開の『偶然の恋人』でも恋人役で共演したが、同年に破局した。写真は『アルマゲドン』のプレミアでのひとこま(1998年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_22
ハリウッド大作『アルマゲドン』(1998年)では、主演のブルース・ウィリスと対立する若き宇宙飛行士役に大抜擢。本作は全世界で5億5300万ドルの興行収入を達成するヒットを記録し、ベンは若手スターとして名を知らしめることに成功(1998年)©amanaimages
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_23
親友のマット・デイモンと脚本を手がけた『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の脚本賞をW受賞。このときベン26歳、マット28歳。若く才能に溢れた2人は、世界中の注目を集めた(1998年)©Getty Images
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_24
名門校を舞台にした『青春の輝き』は、役柄の重要度的にほぼ映画デビュー作といっても過言ではない1本。本作で共演したマット・デイモンとは、8歳の頃に知り合い、学校で同じ演劇の授業を受けたり、共同生活をしていた仲(1992)©amanaimages
BEN AFFLECK/ ベン・アフレッの画像_25
14歳の子役時代の写真を発掘! ABCの放課後ドラマ『Wanted: The Perfect Guy(原題)』では、寂しげな母のために奮起し「完璧な男、求む!」と求人広告を出すティーン役。面長なフェイスラインやニヒルな笑顔が、現在の面影を彷彿とさせる(1986)©amanaimages
FEATURE