デンマーク国王夫妻、クリスチャン皇太子はじめ4きょうだいの微笑ましいクリスマスバトルをSNSで公開し、話題沸騰! 一方、水面下では弟夫妻との不和続行中との噂も

デンマーク・フレデリック10世国王(57)とメアリー王妃(53)の4人の子どもたちがジンジャーブレッドハウス作りを競い合う微笑ましい動画がシェアされ、ネット上のロイヤルファンを大いに喜ばせた。

2025年12月10日(現地時間)、デンマーク王室はクリスチャン皇太子(20)、イザベラ王女(18)、双子のヴィンセント王子(14)とジョセフィーヌ王女(14)が、コペンハーゲンのアマリエンボー宮殿内にあるフレデリック8世宮殿で、ジンジャーブレッドハウス作りを競い合う様子を収めた動画をSNSに投稿。王室一家の子どもたちのプライベートな一面がのぞけるとあって、コメント欄には感激したロイヤルファンの喜びの声が相次いだ。

メアリー王妃、フレデリック国王、ヴィンセント王子、イザベラ王女、ジョセフィーヌ王女

2024年11月、『くるみ割り人形』観劇に Photo:ZUMA Press / AFLO

1991年のヒット曲、シェイキン・スティーブンス(77)の『Merry Christmas Everyone』にのって、楽しいバトルが繰り広げられる1分強のこの動画。子どもたちは男子と女子の2チームにわかれ、宮殿の家庭用キッチンで競い合ったという。広いカウンターは衝立で仕切られており、お互いの作品を見てはいけないルールだったようだ。それぞれの前には飾りつけの材料が入った、デンマークを代表する陶磁器ブランド、ロイヤルコペンハーゲンの器がずらりと並べられていた。

動画でのきょうだいの会話はすべてデンマーク語だったが、「彼らは何と言っているの?」というあるイタリアのファンの質問に、本国のファンたちがこぞって返答。そこに書き込まれた英訳のひとつによると、冒頭でクリスチャン皇太子は「ちょっとしたきょうだい対抗戦、準備はいい?」と問いかけ、イザベラ王女は「ええ、もちろん」と答えたという。

デンマーク国王夫妻、クリスチャン皇太子はの画像_3

2025年4月、イザベラ王女の18歳の祝賀コンサートでのクリスチャン皇太子とヴィンセント王子 Photo:REX/AFLO

続いて男子チームの奮闘ぶりが映し出されるが、アイシングでパーツを接着することに手こずり、あっけなく崩壊。2人は材料で遊び始め、クリスチャン皇太子がパーツを持ち、ヴィンセント王子がパンチして割るといった普段の仲の良さが垣間見られるようなシーンもあった。

イザベラ王女、ジョセフィーヌ王女

2025年4月、イザベラ王女の18歳の祝賀式典で、ジョセフィーヌ王女とイザベラ王女 Photo:Getty Images

一方、衝立の反対側ではボーダー柄トップスを着用したイザベラ王女とラルフローレンのニット姿のジョセフィーヌ王女が真剣に作業。2人は丁寧にアイシングを施し、装飾を加え、可愛らしいシュー生地の雪だるままで作っていた。

ヴィンセント王子、ジョセフィーヌ王女、クリスチャン皇太子、イザベラ王女、メアリー王妃、フレデリック国王

2025年4月、イザベラ王女の18歳の祝賀コンサートで国王一家勢揃い Photo:REX/AFLO

そうして王女たちが熱中している隙に、男子チームは明らかにプロが製作したと思われるジンジャーブレッドハウスとのすりかえを“共謀”。隠し場所から完成品を取り出すと何食わぬ顔で粉砂糖などをふりかけ、もっともらしく飾り付けし、制限時間が終わったところで女子チームと作品を披露し合った。

クリスチャン皇太子

2024年6月、クリスチャン皇太子の高校の卒業式に一家が集結 Photo:Getty Images

しかしそれを見て、すぐに疑問を持った女性陣。ジョセフィーヌ王女が「どうして彼らの方が10倍かわいいの?」と不思議がると、「そっちを見せてよ。あなたたちが作ったんじゃないでしょう」と男子チームの周辺を探し始めたイザベラ王女。カウンターの下を覗き込み、“不正”を暴く証拠を発見した。

最初は隠そうとしたクリスチャン皇太子もほどなくごまかしを認め、自ら失敗作を披露。「僕とヴィンセントが最初の5分で諦めるまでに作ったのがこれさ」と冗談めかして言ったそう。ファンたちは「本当に仲が良さそう。なんて素敵な動画」「とても楽しそう。素晴らしい家族!」「これは面白すぎる」「男の子たちはいつだってこう!」「イザベラ王女は男の子のことをよくわかっている」などと一斉に書き込んだ。

12月1日(現地時間)には、きょうだいが両親のフレデリック国王(57)とメアリー王妃(53)とクリスマスツリーの飾りつけを行う動画がSNSで共有され、こちらも世界中で話題に。映画『ホーム・アローン』(1990)のテーマ曲が流れるこの投稿には、一家の愛犬であるボーダーコリーのグレースとココも登場。巨大なツリーはもちろん、家族それぞれの名前が入ったオーナメントや国王が娘たちとダンスをする様子に注目が集まった。

ヴィンセント王子、クリスチャン皇太子、フレデリック国王、メアリー王妃、イザベラ王女、ジョセフィーヌ王女

2024年5月、フレデリック国王の誕生日に宮殿のバルコニーに一家集合。国王の母で前君主のマルグレーテ2世の姿も Photo:Getty Images

そんな心温まるニュースの一方で、国王夫妻と国王の弟夫妻との亀裂が深まる兆候が懸念されていると英紙『Daily Mail』が報じている。

国王一家は例年オーフスのマーセリスボー城でクリスマスを祝うのが伝統だったが、今年はアマリエンボー宮殿で前君主マルグレーテ2世(85)とともに過ごすと発表。そこにフレデリック国王の弟ヨアキム王子(56)は参加しないようだ。2023年9月、米ワシントンD.C.に移住した王子一家がクリスマスに帰国しないのは3年連続になるという。

デンマーク国王夫妻、クリスチャン皇太子はの画像_10

2025年4月、イザベラ王女の18歳の祝賀コンサートには、ヨアキム王子の長男ニコライ(26)、次男フェリックス(23)も出席 Photo:REX/AFLO

同紙によると今年6月、ヨアキム王子が「帰国を望んでいる」とノルウェーのTV局の取材で発言。その後、国王がヨアキム王子の長男と次男に勲章を授与したことで和解の意思を示したとされ、兄弟間の亀裂が修復されつつあると見られていた。

しかし9月下旬、王室がヨアキム王子とその家族が米滞在を2年延長したと発表し、和解への期待は突然打ち砕かれたのだとか。同紙は2022年9月、マルグレーテ女王がヨアキム王子の子どもたちの称号剥奪を決定して以来、王子夫妻は不満を抱えており、今年も家族とホリデーシーズンを過ごすことを避けたと伝えている。

FEATURE
HELLO...!