ビリー・アイリッシュ(21)が自身の大ヒットソング『bad guy』を「世界で一番バカげた曲」だと思っているとを明かしている。
シンガーのビリー・アイリッシュ(21)が2023年10月10日(現地時間)、ジミー・キンメル(55)が司会を務める人気トークショー『Jimmy Kimmel Live!』に登場。
実の兄で同じくアーティストのフィニアス(26)と番組に出演し、ジミーからの「自身の曲で、今聴くと恥ずかしくて居心地が悪くなるものはある?」という質問に答えた。
その質問に「ある」と答えたビリーは、「いい曲だよ」とフォローしつつ、「客観的に見て『bad guy』は世界で一番バカげた曲」だと発言。
同楽曲について「理解するにはユーモアが必要。私は喧嘩を仕掛けるように歌っているけれど、実際、間抜けな曲なの。でも馬鹿らしいからそこに面白さがある。歌詞に『Duh(「そりゃそうだ、当たり前じゃん」という意味をもつスラング)』って出てくるんだもん。一体どういう意味?って感じ」と冗談混じりにコメントした。
『bad guy』といえばビリーの数あるディスコグラフィーのなかでも大ヒットした一曲。
同楽曲と同楽曲が収録されたアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』で、音楽界で最も名誉あるグラミー賞にて主要4部門を制覇。ビリーをスターダムに押し上げ、彼女が大ブレイクするきっかけにもなった曲だ。
そんな大ヒットソングについて居心地が悪くなると明かしたビリーだけれど、曲自体を嫌っているわけではないそう。
兄フィニアスとともに「自分で作った音楽を嫌うアーティストには賛成できない」と話しながら「(アーティストたちの)自分の曲を嫌いとか聴かないとか、そういう発言にはとてももどかしい気持ちになる。じゃあなんで作ったの?って思うから」と明かした。
さらに、「フィニアスも私も自分たちが作る作品のファンのような気がする。私は自分の音楽が好き。どんな作品も私と一緒に変化して、なにかしらになっていくから。気恥ずかしく思うこともあるけれど、私は自分の音楽をちゃんと評価している」と続けた。
実の兄妹でありながら楽曲を共作しているビリーとフィニアス。自分たちの作品にはいつでも、特別な思い入れと誇りがあるようだ。