婚前契約や離婚協議を専門とし、数多くのハリウッドスター達を顧客に持つことで知られる弁護士のローラ・ワッサー。アンジェリーナ・ジョリー、ブリットニー・スピアーズ、カーダシアン家の姉妹たち、グウェン・ステファニーら、超トップクラスのスターたちを依頼人として持つ彼女が、インタビューでスターたちの離婚にまつわる秘話を暴露した。
7月に離婚することを表明してから、すでに半年以上も協議を続けているベン＆ジェニファー夫妻。果たして彼女たちは、ローラにいくら支払っているのだろうか・・・？ Photo: Getty Images
まず、彼女は依頼を受けた際の費用を激白。その額とは依頼費用として25,000ドル（約282万円）が定額で、そこへ彼女が仕事に費やす1時間ごとに850ドル（約9万5千円）が加算されていくそう。超高額の費用がかかるため、彼女には資産が10億円以下のクライアントはほぼいないんだとか！
さらに、ハリウッドでセレブたちが短期間に立て続けに離婚する現象にも、理由があると語るローラ。「私は依頼人に、“誰かは言えないけど、もうすぐ離婚するカップルがいるわ。もう少し待って、同じタイミングで離婚するべき”」と説得するんだそう。もちろんその目的は、マスコミによる報道を分散させること。昨年はベン・アフレック＆ジェニファーガーナーが7月、グウェン・ステファニー＆ギャヴィン・ロスデイルが8月と時期が重なったのは、彼女のアドバイスによるものなんだとか。
そんなローラは多くの場合、スターが所属する事務所から依頼を受けるそう。事務所はスターの資産を離婚によって失わないためにも婚前契約を結ぶよう説得するが、多くの場合は恋に酔っているため、その必要性に気づけないと言う。しかしローラは婚前契約は本人にとって欠かせない“親友”になると宣言し、その理由を「多くのハリウッドスターが住むカリフォルニア州では、自分が仕事をしている間にパートナーがソファでチョコレートを食べながらゴロゴロしていても、（州の法律によって）資産の半分を受け渡す義務があるのよ。愛とか、体面とか、とうでもいいけど、カリフォルニアでは結婚したその瞬間に、あなたが稼ぐお金、あなたが書いた本、あなたが描いた絵、それら資産のきっぱり半分をパートナーに渡すこととなるの」と熱弁をふるった。
現在ローラは45ものケースを抱えているそうで、そのうちのほどんどは離婚協議、うち数件は3月に公表されると言う。3月が選ばれたのにもきちんと理由があり、それはなんと「クライアントたちがアカデミー賞のレッドカーペットをひとりで歩きたくないから」なんだとか！
ハリウッドスターたちの高額な慰謝料は有名だが、それまでの過程にも莫大な経費がかかっていることが判明。今月は果たして、どのカップルが離婚するのか？ ハリウッドのカップル事情から目が離せなそうだ。
