ヨーロッパで一番読まれているというゲイのためのライフスタイル雑誌「attitude」7月号の表紙をウィリアム王子が飾った。
Photo: Instagram(kensingtonroyal)
「attitude」は、1994年に創刊され、デジタル版も合わせると発行部数1万部と人気のゲイ雑誌。取材は5月にケンジントン宮殿で行われたもようで、ウィリアム王子はLGBTのグループと面会し、彼らが受けたいじめや偏見などメンタルヘルスに関する経験談を聞き、「誰であってもセクシュアリティでいじめられるべきではない。誰もが素晴らしいのだから。」と語ったとか。同誌のフェイスブックでは、“ウィリアム王子がAttitude誌のカバースターとして歴史を作った”、“英ロイヤルがLGBT雑誌の表紙に登場したことで、非常にポジティブなリアクションが世界的に続いている”など、ウィリアム王子の理解ある姿勢が非常に大きな反響を得ているようだ。
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また、ウィリアム王子とキャサリン妃は米フロリダ州ナイトゲイクラブでの銃乱射事件の二日後(くしくも雑誌発売日の前日だった)、ロンドンのアメリカ大使館を訪れ、犠牲者に追悼の意を表したという。
ウィリアム王子にとって、社会的ないじめ問題はじっくりと取り組みたい課題のようで、それはキャサリン妃やヘンリー王子と共に推進しているメンタルヘルスについて理解を深めるためのキャンペーンThe Heads Together にも通じるという。さらに、最近では、ネットいじめ予防の特別組織を設立したとかで、ダイアナ妃が積極的に行ってきた社会貢献は、子供たちにしっかり受け継がれているようだ。