2016.09.06

別のスターが演じる予定だった⁉︎ 名作の数々、知られざるキャスティング秘話

『タイタニック』も『マトリックス』も、ヒロイン役は別のスターが演じる予定だった! 誰もが1度は観たこと・聞いたことがあるであろう、映画史に残る名作の、キャスティング秘話を大特集。作品の名シーンを思い浮かべ、もしあのスターが演じていたら、どんな作品に仕上がっていたのか…? と想像して、楽しんで!


Photo: Instagram (titanic_movie_)

世界的大ヒットを記録した『タイタニック』(1997)。ヒロインのローズ役を機に一気にスターダムを駆け上った、女優ケイト・ウィンスレット(40)。しかし最初にオファーが舞い込んでいたのは、女優のグウィネス・パルトロー(43)。


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そんなグウィネスは後に、インタビューで「過去の選択を振り返ると、どうしてあれを断って、あれを選んだんだろう?って、理解に苦しむわ。でもね、それも勉強なのよね。それに、ひとつの役にしがみついたって、良いことないじゃない?」と語っている。そんな風にあっけらかんと語れるのも、『タイタニック』の翌年に公開された『恋におちたシェイクスピア』(1998)で、アカデミー賞主演女優賞を受賞した功績のおかげかも。


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『マトリックス』(1999)で映画史に残るヒーローを演じ、アクションスターとしての地位を確立させた、キアヌ・リーブス(52)。彼が演じた天才ハッカーのネオの役を、ウィル・スミス(47)が演じたかもしれなかった!?


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『メン・イン・ブラック』(1997)で人気俳優となった彼は、オファーを断った理由を「なんとなく、しっくりこなかったんだ」と、説明。さらに「キアヌの演技を観て、僕が演じていたら、この作品を台無しにしていただろうな、と直感したよ。そして僕がこんなことを言うのは、とても珍しいことなんだ。あのとき僕は俳優として、“作品に従う”ことができるほど、賢くなかった。でもキアヌは違った。それができていたからね」と、同じ俳優仲間として、キアヌを賞賛した。


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ホームレスの黒人少年が道端で出会った白人女性に救われ、アメリカン・フットボール選手として活躍するまでを描いたノンフィクション映画、『幸せの隠れ場所』(2009)。この作品で母親役が絶賛され、見事アカデミー賞主演女優賞を受賞。コメディエンヌから一皮剥け、女優としての新境地を開拓したサンドラ・ブロック(52)。


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そんなサンドラの代表作は、『プリティ・ウーマン』(1990)、『エリン・ブロコビッチ』(2000)などですでに大女優としての地位を確立していたジュリア・ロバーツ(48)の手に渡っていたかもしれなかったのだ。理由は語られていないものの、このオファーを却下していたジュリア。人気女優になるためには、サンドラのように強い運を持つことも重要なのかも?


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1962年にシリーズ1作目が公開されて以来、ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンなど、名だたる名優たちが主演を務めてきた『007』シリーズ。21作目となる『カジノ・ロワイヤル』(2006)からボンド役を演じているのは、おなじみ英国俳優のダニエル・クレイグ(48)。ハマり役として計4作に出演を果たしている彼だが、新ボンド役を選出する際に上がっていた候補には、オーストラリアの名優ヒュー・ジャックマンの名もあったそう。


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ヒューはオファーを受けたことを認め、「型にはまってしまう気がしたんだ。僕のモットーは、可能な限り、多くのドアを開けておくことだからね」と、弁明。役者として“ひとつの役のイメージ”が強く印象付けられてしまうことへの恐怖感から断ったと語り、俳優としてのプロ意識を伺わせた。


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最新作『ジェイソン・ボーン』の公開を今秋に控えるシリーズ、第1作目となった『ボーン・アイデンティティー』(2002)。記憶を失った男ジェイソン・ボーンをクールに演じきり、見事シリーズを大ヒットへと導いたマット・デイモン(45)。マット同様、イケメン・マッチョ・ブロンドというキャラクターの特徴3拍子が揃ったあの俳優が、ライバルだったことが発覚!


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その人物とは、『オーシャンズ11』(2001)での共演以降、マットと親交が深いことでも知られるブラッド・ピット(52)。ブラッドの口からオファーを受けなかったことの理由や心境は語られていないものの、きっとマットの成功を心から祝福しているはず⁉︎