『007 スペクター』(2015)でボンドガールを務めた、仏女優レア・セドゥ(31)が第一子を妊娠したと、米エンタメ誌『ピープル』などが報じた。これは、9月11日(現地時間)に開催された第41回トロント国際映画祭で、レッドカーペットに現れたレアのお腹の膨らんでいることから明らかとなった。本人からの正式なコメントはないが、昨年パリの路上でキス姿をパパラッチされた一般人の恋人アンドレ・メイヤーとの間に授かった赤ちゃんだと思われる。
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昨年ボンドガールのマドレーヌ・スワン役を演じたことが、記憶に新しいレア。これまでのサクセスストーリーを振り返ってみると、レアは2006年頃から女優業をスタート、『美しいひと』(2008/日本劇場未公開)で第34回セザール賞の有望新人女優賞にノミネートされると、翌年にはクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』(2009)でハリウッドに進出した。
以降、トム・クルーズ主演のシリーズ映画『ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル』(2011)や第38回セザール賞の主演女優賞にノミネートされた『マリー・アントワネットに別れをつげて』(2012)などの話題作に出演。そして、レアが一躍有名になった作品が、第66回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞の『アデル、ブルーは熱い色』(2013)。彼女は同映画祭史上初となる出演女優としても、アデル・エグザルホプロスとともにパルム・ドール受賞を果たした。
そんなレアの次回出演作は、グザヴィエ・ドランが監督と脚本を担当した『It's Only the End of the World(英題)』(2017年2月日本公開予定)。同作は、劇作家ジャン=リュック・ラガルスの戯曲「まさに世界の終わり」を基にした物語で、レアの他にマリオン・コティヤール、ギャスパー・ウリエル、ヴァンサン・カッセルらが出演する。今回のお腹の膨らみが明らかになったトロント国際映画祭でも同作のプロモーションのために出席していた。
話題作に続々と出演するレアは、ファッション業界でも寵児に。今年1月に「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーに就任すると、メゾンの新しいミューズとなり、2017年プレフォール・コレクションや今月から世界で展開される新作フレグランス「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」の広告キャンペーンにも起用されている。
ママとなって演技の幅が増し、ますます美しくなるであろうレアの今後の活躍に期待したい。