米経済誌『フォーブス』が10月12日、没後も稼ぎ続けるセレブたちの収入ランキング2016年版を発表。その驚きの価格に、世界中から大きな注目が集まっている。
見事1位に輝いたのは、“キング・オブ・ポップ”の異名を持つマイケル・ジャクソン。7年前の2009年に死去した彼は、この1年だけで8億2,500万ドル(約850億円)という驚きの収入があったそう。
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マイケルの収入の大部分を占めるのが、生前に投資していた音楽著作権管理企業「Sony/ATV 」の株の売却による利益だとか。ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランらアーティストの著作権を管理していることで有名な、同社。マイケルはアーティストとしていち早く、自身に限らず他のアーティストたちの著作権を熱心に収集し、世界に著作権の価値を知らしめた第一人者とも言える存在。同社の株式が売り出された際も、ポール・マッカートニーを差し置き、その50%を買い占めた。
そして今年3月に「Sony/ATV」がソニーによって完全子会社化されることにより、マイケルの遺産管理団体は、所有する株を7億5,000万ドル(約720億円)で売却することを発表していた。
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マイケルの後を追うのは、人気キャラクター・スヌーピーが登場する漫画「ピーナッツ」の産みの親、チャールズ・M・シュルツ。収入は4,800万ドル(約49億円)で、昨年公開された映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』のライセンシングによる収入が大きいとか。
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さらに名ゴルファーのアーノルド・パーマー(3位/約41億円)、歌手のエルヴィス・プレスリー(4位/約27億円)らが名を連ねるリストには、今年この世を去ったプリンス(5位/約25億円)と、デヴィッド・ボウイ(11位/約11億円)の名も。
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マイケルの850億円という年間収入は、活躍中のセレブを含めても圧倒的1位の額。1985年に株を買った際には、多くの専門家たちから「高額すぎる投資」という批判を受けていたマイケル。アーティストとしての才能に加え、優れた投資家としての才能を認められるのが死後になってしまったことが、悔やまれる。
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1位. マイケル・ジャクソン (享年 2009年) — 約850億円
2位. チャールズ・M・シュルツ (享年 2000年) — 約49億円
3位. アーノルド・パーマー (享年 2016年) — 約41億円
4位. エルヴィス・プレスリー (享年 1977年) — 約27億円
5位. プリンス (享年 2016年) — 約25億円
6位. ボブ・マーリー (享年 1981年) — 約21億円
7位. セオドア・スース・ガイゼル (享年 1991年) — 約20億円
8位. ジョン・レノン (享年 1980年) — 約12億円
9位. アルベルト・アインシュタイン(享年 1955年) — 約11.5億円
10位. ベティ・ペイジ (享年 2008年) — 約11億円
11位. デヴィッド・ボウイ (享年 2016年) — 約10.5億円
12位. スティーブ・マックイーン (享年 1980年) — 約9億円
13位. エリザベス・テイラー (享年 2011年) — 約8億