大どんでん返しとなった米大統領選で、見事勝利を遂げたドナルド・トランプ(70)。投票数では対抗馬のヒラリー・クリントンが圧勝していることから、未だ絶えず論争が繰り広げられている。そんななかデザイナーのトム・フォード(55)が、次期ファーストレディとなるメラニア・トランプ(46)のドレスを手がけるオファーを断った過去を告白した。
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女優のジュリアン・ムーア、グウィネス・パルトロー、歌手のリアーナなど数多くの豪華セレブをクライアントに持つトムはこの日、人気インタビュー番組『The View』に出演。司会者から「次期ファーストレディのメラニア・トランプがあなたの服を着たら、さぞかし美しいでしょうね」とふられると、「数年前に、彼女(メラニア)のドレスを手がける仕事のオファーがあったんだけど、断ったんだ。彼女は、僕の“イメージ”には合わないと思ったからね」と告白。
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しかし夫ドナルドが次期大統領に決定した今も、その信念は変わらないよう。「僕は民主党支持者でヒラリーに投票したし、彼女が当選しなかったことをとても悲しんでいる。でも例えヒラリーが当選していたって、彼女は僕のドレスを着るべきではないね。あまりにも高価すぎるから。悪く受け取らないで欲しいんだけど…彼女は、多くの人から共感されなければいけない人物だから」という思いを語った。
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トムが自論を展開するなか、司会者から「でも(現ファーストレディの)ミシェルも高価な洋服を着ているじゃない?」と鋭い指摘が。するとトムは「確かに僕はミシェルのドレスを手がけたことがあるさ。でもそれはバッキンガム宮殿で開催された、エリザベス女王との食事会のため。だから(高価なドレスが)ふさわしいと思ったんだ」と弁解した。
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じつは「メラニアにドレスを提供したくない」と語ったデザイナーは、トムだけではない。ソフィー・テアレもそのひとりで、トランプの勝利が決まった直後に「いかなる差別と偏見に反対するブランドとして、次期ファーストレディのドレスは手がけません」という内容の公式文を発表し、大きな話題を呼んだ。
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夫の選挙中も「ラルフローレン」、「グッチ」など高級ブランドのドレスを多々着用していたメラニア。果たして彼女はトムやソフィーの発言を、どう受け止めているのか? ドレス選びを含め、次期ファーストレディから目が離せなそうだ。