2017年1月20日に大統領就任式を控える、次期大統領のドナルド・トランプ。彼を支えるチームが準備を進める最中、あるトラブルに直面していると、アメリカのニュースサイト「The Wrap」が報道した。 そのトラブルとは、就任式でパフォーマンスを行うアーティストの任命。
これまでもエルトン・ジョンやカントリー歌手のガース・ブルックス、オペラ歌手のアンドレア・ボチェッリら大物アーティストが出演依頼を断ったと報じられるなか、トランプのチームは先日新たに、歌手のセリーヌ・ディオンにアプローチ。しかし彼女から帰ってきた答えは、「ノー」!
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セリーヌへの依頼を担当したのは、トランプがホストを務めたこともあるリアリティ番組「The Apprentice」のプロデューサー、マーク・バーネット。敏腕プロデューサーとして知られる彼が頑張って説得するも、セリーヌは首を縦に振るわず。さらにラスベガスのホテル王スティーヴ・ウィンまでも尽力したが、彼の努力も報われることはなかった。
現時点でトランプの就任式に出演が決まっているのは、オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で準優勝し、「天使の歌声」と高い評価を得たジャッキー・エヴァンコ。16歳の彼女はステージで、国家を歌う予定だそう。
ジャッキー・エヴァンコ。Photo : Getty Images
アーティストが就任式を断ったというニュースが次々と伝えられるなか、大統領就任式委員会は「トップクラスのエンターテイナーたちは、就任式への参加に積極的な姿勢を見せています」と、報道を否定。しかし「自由と民主主義を祝福する、エキサイティングなイベントになる予定です。適切なタイミングが訪れたら、詳細を明らかにします」と、詳しい内容を明確にすることはなかった。
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次期大統領のポジションを勝ち取った後も、何かとトラブルの絶えないトランプ。ソフィー・テアレやトム・フォードら一流デザイナーから、ドレスの提供を拒否されている妻メラニアともども、今後も悩みが尽きることはなさそうだ。