12月31日(現地時間)、ニューヨークのタイムズスクエアで、毎年恒例のカウントダウンイベントに出演したマライア・キャリー。そんな彼女が音響機材のトラブルに巻き込まれ、口パクでパフォーマンスしていたことが明らかに!
そのことについて、ファンや各メディアから非難を浴びることとなったマライア。パフォーマンス後にはTwitterで「トラブルはつきもの」とクールなコメントを残していたものの、やはり怒りは収まらなかった様子。すべては「制作側の音響機材トラブルが原因」だったと、怒りを露わにしている。
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31日の深夜、マライアは米放送局ABCの番組『ディック・クラーク・ニューイヤーズ・ロッキン・イヴ』に生出演。1曲目の『オールド・ラング・サイン』を終えたあと、ヒット曲『エモーションズ』、『ウィ・ビロング・トゥゲザー』を歌う最中に、彼女の口の動きと聞こえてくる音楽がかみ合わないというトラブルが発生。口パクでパフォーマンスしていることが、明らかになってしまったのだ。
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このことに対し、マライアの広報を担当するニコール・パーナ氏が声明を発表。「制作側が、マライアが失敗するような準備をしてしまったことは、恥じるべきこと」と、マライア側に一切の汚点はなかったと弁明。さらに前日夜と当日の午後にリハーサルを行った際に音響機材のトラブルはなかったが、本番ステージ直前に、マライアはイヤホンの不具合を察知。制作側にそれを訴えたが、問題ないと言われたというのだ。
Shit happens 😩 Have a happy and healthy new year everybody!🎉 Here's to making more headlines in 2017 😂 pic.twitter.com/0Td8se57jr
— Mariah Carey (@MariahCarey) 2017年1月1日
さらにマライアのマネージャー、ステラ・ブルニコフは、「プロデューサーが、視聴率のために放送を続けた」と激怒。「制作側に、マライアのマイクセットの調子の不具合を3回申し入れたのは、紛れもない事実」だと言い、トラブルが起こったあとの対応に関しても「放送をカットしてコマーシャルを流せばよかったのに、視聴率を稼ぐために、放っておいた」と語った。
「プロデューサーに問い合わせの電話を入れたら、音響機材のトラブルがあったことを認めて、共同文書を発表しないか、と持ちかけられたの。私は”ありえない”と断ったわ。音響機器に問題を抱えながらステージを続行するなんて、アーティストに対して失礼極まりないわ! マライアはわざわざバカンスを早く切り上げて、このステージに来たのに」。
突然のトラブルに、さすがのマライアもステージ上で苦笑い。Photo : Getty Images
このことに対し、制作側は「インイヤー・モニターはすべて正常に動いていた」の一点張り。マライア側に対立する、強気の姿勢を見せている。
アーティストにとって、絶対に明らかになって欲しくないであろう「口パク」が、生放送で全国に流れてしまったマライア。果たしてマライア陣と番組制作側のバトルは、どのような収束を見せるのか? 2016年は婚約破棄や新恋人発覚など、立て続けの恋愛ニュースで世間を沸かせた彼女。波乱の幕開けとなった2017年も、継続して話題の的となりそうだ。