過去にガールズグループ「スパイス・ガールズ」の一員として活躍していた、ヴィクトリア・ベッカム。昨年「GEM」というグループ名で再結成した元メンバーの3人が、過去のヒット曲を歌うことを禁じるため提訴したと報じられた。
1996年に、ヴィクトリア、メラニー・ブラウン、ジェリ・ホーナー、エマ・バントン、メラニー・チズムの5人で結成されたスパイス・ガールズ。2001年に活動を停止し、メンバーはそれぞれソロ活動を開始。グループ結成20周年を迎えた昨年、メラニー(ブ)、ジェリ、エマの3人が再結成を計画するも、ヴィクトリアとメラニー(チ)は参加を拒否していた。
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ヴィクトリアとメラニー(チ)を除いた3人はグループ名を新たに「GEM」として再結成したことを、SNSで発表。過去の大ヒット曲を披露するつもりでいたが、それを快く思わなかったのがヴィクトリア。自身の弁護団を招集し、3人の活動を阻止する動きに出たという。
英情報誌『The Sun』はヴィクトリアが、自分が作曲家としてクレジットのある楽曲を元バンド仲間たちが歌うことを拒否していると報道。ある事情通は同紙に対し、4児の母でもあるヴィクトリアは3人を阻止するために“攻撃的な法的書簡”を送りつけ、彼女たちを悲しませたと明かした。「これまで一緒に過ごした年月をこんな形で終わらせるのは、極めて残念。彼女たちはとてもショックを受けている。とても残念な終わり方だ」。
Let's get the party laaaaa #SpiceGirls20 #Wannabe pic.twitter.com/zGmsJXfXpB
— José María (@Hayeo) 2016年7月8日
現在、デザイナーとして大きな成功を収めているヴィクトリア。昨年のインタビューで「私たちがスパイス・ガールズとして活動してきたことは、本当に特別な思い出。だから、彼女たちは(新しく作られた)自分たちの曲を歌うべきだと思っているわ。スパイス・ガールズの曲を歌うなら、少し残念」と、コメントしていた。
そんなヴィクトリアが弁護団を巻き込んだ要因のひとつと噂されているのが、GEMの新曲『ソング・フォー・ハー』。この曲がネットで流出した際、ファンの間では評価が割れ、ネガティブなコメントも少なくなかった。そのことからヴィクトリアは、3人が新曲にスパイス・ガールズの過去のヒット曲を加えようとしているのでは?と、懸念していたという。
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世界中で大ヒットを記録した名曲の数々を聴けないのは、なんとも残念。いつかまた、5人で仲良く再結成する日が来ることを、祈るばかりだ。