ダニエル・クレイグの降板が噂されて以来、世界を賑わせているのが、『007』シリーズの次期ジェームズ・ボンド役を誰が演じるのか?ということ。次々と候補俳優が挙がるなか、ボンド役選びに進展があったという報道が!
ネクスト・ボンドを当てる賭博を管理するブックメーカーは先日、主役争奪戦の最新オッズを発表。すると『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ、『ホビット 思いがけない冒険』のエイダン・ターナー、『戦争と平和』のジェームズ・ノートンの3人が、他の候補に大きく差をつけ、一歩リードしていることが発覚。
エイダン・ターナー。Photo : Getty Images
トムとエイダン、ジェームズは同オッズで、他候補者をリード。3人に続くのが、米TVシリーズ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」で知られるジャック・ヒューストン、そして以前はトップを走っていたイドリス・エルバとトム・ヒドルストンは大きく離され、最低オッズをマークしているそう。
さらに今回、オッズ候補に新たに加わったのがライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、キリアン・マーフィの3人。またもや人気俳優が加わり、主役争奪戦がさらに激しさを増すこととなった。
ジェームズ・ノートン。Photo : Getty Images
そんななかトム・ハーディは最近、米ニュースサイト『The Daily Beast』のインタビューで、ボンド役を演じる可能性について言及する一幕が。
シリーズの過去2作『スカイフォール』(2012)と『スペクター』(2015)を監督したサム・メンデスから、バトンを引き継ぐと噂されているのが、クリストファー・ノーラン監督。トムは『インセプション』や『ダークナイト ライジング』、そして最新作『Dunkirk(原題)』で一緒に仕事をしたノーラン監督がメガホンを取ることを「すばらしい選択」だと語った。
トムは「そうなれば、とてもクールだね」と、可能性を称賛。しかしボンド役を得る可能性については口を閉ざし、こう不満を漏らした。「役者同士の間では、こんな言い伝えがある。そのことを話題にしたら自動的にレースから除外される、というものだ。だから答えられるわけがないよ! もし口にしたらチャンスがなくなってしまうからね」。
トム・ハーディ。Photo : Getty Images
一方、2006年に公開された『カジノ・ロワイヤル』以降ボンド役を演じているダニエル・クレイグは、今後の出演の可能性が明確になっていないまま。
2015年公開の『スペクター』の撮影直後、もう一度『007』シリーズに出演するくらいなら両方の手首を「切ったほうがマシだ」と発言しているダニエル。そのことから、降板するという見解が有力だと伝えられた。
しかしのちに自身の発言について、“将来に関する質問に反応しただけ”だと主張。最近ではシリーズの製作陣がダニエルに高額の出演料をオファーしたとも伝えられており、降板は確定していない。製作総指揮を務めるカラム・マクドゥガルは昨年、英報道番組『BBC』とのインタビューで、「第一候補は間違いなく彼だ。(我々は)カムバックを熱望している」と語っている。
ジェームズ・ボンド役続投のラブコールが絶えない、ダニエル・クレイグ。Photo : Getty Images
1962年に第1作が放映されて以来、世界中で熱狂的ファンを誇る人気シリーズとだけあって、主役争奪戦は白熱するばかり。果たしてボンド役は誰の手に⁉︎