英人気歌手のアデル（28）が22日夜、ニュージーランドでコンサートを開催。同日にロンドンで発生したテロ攻撃の犠牲者に向けて、ボブ・ディランの曲『メイク・ユー・フィール・マイ・ラブ』を捧げた。
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この日アデルがコンサートを行ったのは、オークランドのマウント・スマート・スタジアム。ステージから観客に向けて、「今日、地元のロンドンでテロ攻撃があった。いま私がその故郷から遠く離れていることが、すごく奇妙な感じ。地元で家族や友だちと一緒にいることしか考えられないのに」という心境を吐露。
さらに「（知り合いの）みんなは無事だけれど、無事じゃなかった人たちが４人もいる」と続けたアデル。会場のファンに携帯電話のライトをつけて頭上にかざしてほしいと呼びかけ、「この光を見て（私たちが）亡くなられた方たちを想っていると、知ってほしい」とつけ加えた。そして「今夜はこの曲を、犠牲者と私のソウルメイトである故郷に捧げます」と、ボブ・ディランによる名曲『メイク・ユー・フィール・マイ・ラブ』をカヴァーした。
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同テロ事件時に海外にいて、追悼メッセージを発信したイギリスの有名人はアデルだけではない。トークバラエティ番組「レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン」での司会としてアメリカで大成功を収めたジェームズ・コーデンは22日夜の放送で、今回の悲劇に見舞われた人たちをしのんだ。
「ロンドンは多様性に満ち、すばらしく、誇らしい都市。今夜、私たちはイギリスにいる全ての人たちに心からの思いを届ける。どうか、安全に気をつけてほしい」
アデルやジェームズの強い祈りが、被害者やその家族に届くことを願うばかりだ。
