あの伝説のドラマシリーズ『Sex And The City（以下：SATC）』のオープニング映像に、別の案があったことが明らかに。その動画を公開したのは、主演キャリーを演じたサラ・ジェシカ・パーカー。
独自のファッションセンスで一世を風靡した同キャラクターだが、なかでもオープニングで着ているピンクのチュチュドレスは、彼女のもっともアイコニックな衣装として有名。しかしお蔵入りとなっていた映像には、まったく別のドレスを着たキャリーの姿が映っているのだ！
Photo : Getty Images
お蔵入りとなった映像には、ドラマの舞台であるマンハッタンの路上で、自分のコラムの広告が映されたバスを横目に歩くキャリーが。ブルーのワンピースで優雅に歩いており、水たまりの水を全身に浴びることもない。
製作総指揮のダレン・スターによるとこのオープニング映像が撮影されたのは、同ドラマの公開が始まった1998年。「我々は、ふたつの衣装を用意していたんだ。ピンクのチュチュを着ているバージョンは水しぶきを受けて、ブルーのワンピースのほうはバスを眺めながらつまずく。ふたつを比べた結果、ブルーのほうは未使用になったんだ」。
さらにドラマの衣装を担当したパトリシア・フィールドは何パターンもの衣装を用意したと言い、その理由を「プロデューサー陣に“チュチュ”を理解させるのが、難しかったから」と説明。
ちなみにこのチュチュはセレクトショップのセール品ボックスの中で見つけたものだそうで、価格は５ドル（約600円）。パトリシアとサラ・ジェシカは「チュチュ押し」だったが、万が一ボツになることを考えて、数パターンを撮影することに。
しかしダレンは、最終的にチュチュのバージョンに決めたことを「大正解」だったと感じているよう。「ある意味、ニューヨークで人生を“踊りながら生きる”、キャリーの姿を描いたドラマだからね。素晴らしいチョイスだったと思うよ」。
貴重な未公開映像に、番組のファンたちは大よろこび！ 懐かしい映像に思いを馳せるコメントが続出するのと同時に、「この映像が公開された意味があるのでは？」と勘ぐるような声も。確かにドラマが開始してから約20年が経過した今、このタイミングで映像が世間に出るのはなんとも不思議。果たしてファン待望の続編が製作される、という可能性はあるのか⁉︎
