昨年９月に離婚が発表されて以来、それについての話題を頑なに避け続けてきたブラッド・ピット。そんな彼が『GQ Style』の最新号のインタビューで、ついに胸の内を語ったことが話題に。離婚の原因となった自身の飲酒問題から、進行している裁判による葛藤や苦悩、さらに父親としての欠点などを赤裸々に告白。これまで謎に包まれてきたアンジーとの離婚劇の真相が、明らかに！
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アンジェリーナ・ジョリー（41）との離婚騒動の図中にいる俳優のブラッド・ピット（53）が、米ファッション誌『GQ Style』の最新号に登場。表紙を飾った本誌では、長編インタビューに回答。世界中の注目を集める離婚騒動について初めて口を開き、離婚の原因や苦悩、さらに愛する子どもたちへの想いを語った。
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妻アンジーによって離婚が申請されたのは、昨年９月のこと。ニースからロサンゼルスへと向かう飛行機の中で、ブラピが長男マドックス（15）に対して虐待行為を行い、アンジーが離婚を申請するに至ったと報じられていた。しかしその後FBIの捜査が介入するも虐待の事実は見つからず、彼は晴れて無実の身に。
しかし最近になって、機内でブラピが大量のアルコールを摂取していたという新たな情報が明らかに。情報通いわく彼があまりに酔っていたため、アンジーが「酔いを覚ましたほうがいい」ときつく注意していたとか。
今回のインタビューで「大学を卒業してから１日たりとも、お酒を飲んでいない日が思い出せないんだ」と、初めて自身の飲酒の問題について告白。「家族を持ってから、お酒以外はすべて断った。でも去年、僕は飲みすぎていた。それが問題になったんだ」。その結果、断酒を決意。「半年も（お酒を）断てたことを、うれしく思っている。ほろ苦い経験だけど、おかげで元の精神状態に戻ることができたよ」。
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さらに「児童保護サービスの調査が入ったときは、打ちのめされた気分だったよ」と、離婚報道が流れた当時を振り返ったブラピ。「それからは（アンジーと）力を合わせて、問題の解決に向けて頑張っているよ。ふたりとも、ベストを尽くしている」。
裁判についても触れ、「ある弁護士が、“法廷で勝者は生まれない。どちらかがよりひどく傷つくだけだ”と言っていたけど、本当だね。長い時間をかけて自分の正当性と、相手の間違いを立証するための方法を模索する。それが、お互いの嫌悪感を増長させるんだ」と、苦しみを表現。
そんな彼は子どもたちのためにも、裁判を泥沼化させるつもりは一切無いよう。「これについては、彼女（アンジー）も同意しているよ。突然家族が引き裂かれたことで、子どもたちにとってとても不愉快な思いをさせてしまっている。僕たちは今後デリカシーを持って、彼らの心をケアしていかなければならない」。「お互いが相手を打ちのめすために夢中になって、憎しみに囚われながら何年間も無駄にしている友人たちを見てきた。僕は、そういう人生を送りたくないんだ」と、早急な和解を求める姿勢を伺わせた。
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さらに、子育てに対する溢れんばかりの愛情をさらけ出したブラピ。「子どもはとてもデリケート。彼らはどんなことでも吸収するんだ。きちんと説明しなければならないし、耳を傾けてあげなければいけない」という良き父親ぶりを語るも、「仕事モードに入ると、何も耳に入ってこなくなってしまう。治さなければいけないことのひとつだね」と、自身の弱点を認める一幕も。
「僕は “父親が一番で、絶対的な存在”っていう環境で育ったから。本当の男らしさとか、心の葛藤について、きちんと理解できていなかった。離婚によって顔を殴られるような感覚を味わって、気付かされたよ。今以上の存在にならなければならないんだ、ってね。子どもたちにもっと多くのことを教えてあげなければいけない。僕はそれができていなかったんだ」。
先日は立て続けに、６人の子どもたちと一緒に過ごす姿をキャッチされていたブラピ。これまでひた隠しにしてきた離婚の原因を赤裸々に語るに至った背景には、愛する子どもたちへの想いが関係しているのかも？ アンジーとともに願う「子どもたちの幸せ」のためにも、裁判が一刻も早く決着することを願うばかりだ。
