世界中のティーンから絶大な人気を誇るテレビ局『ディズニー・チャンネル』が制作する、ティーン向けドラマ『Andi Mack(原題)』。2017年10月27日にスタートしたシーズン2では、LGBTQを題材にしたストーリーが展開されることが明らかに。同局初の試みとして、大きな話題を呼んでいる。
世界中のティーンから絶大な人気を誇るテレビ局『ディズニー・チャンネル』で、2017年4月にスタートしたティーン向けドラマ『Andi Mack(原題)』。10月27日から放映が始まったシーズン2では、LGBTQを題材にしたストーリーが展開されることが明らかに。同局初の試みとして、大きな話題を呼んでいる。
『Andi Mack』の脚本を手がけるのは、『リジー&Lizzie』などのドラマをヒットに導いてきたテリー・ミンスキー。13歳の少女アンディを中心にしたトゥイーン(8歳〜10代前半の子ども)たちの、家族や友達、想いを寄せる相手との関係や、心の葛藤などを描いた作品。今年4月に始まったシーズン1の評価は高く、全米の若者の間で大ヒット。先日10月27日に、ファン待望のシーズン2がスタートした。
放映に先駆け、エンタメサイト『The Hollywood Reporter』などが、シーズン2のストーリーを告知。主人公アンディの親友サイラスが自身がゲイであることに気付き、友達に打ち明けるという展開があることを明かした。
サイラス役を演じるのは、名子役として数々のドラマや映画出演の経歴を持つ、ジョシュア・ラッシュ。本シーズンは親友アンディが想いを寄せるクラスメイトの男児に、自分も惹かれていることに気付き、友人に打ち明けるところからスタート。サイラスがゲイであることを自覚し、自身の性を受け入れるまでが描かれるという。
これまでも『ディズニー・チャンネル』の作品に同性愛者が登場することはあったものの、メインストーリーとして扱うこと、さらにキャラクターが同性愛を自覚する様子を描くのは、本作が初めて。今シーズンの制作にあたり同局は、アメリカ国内においてLGTBQの人々のイメージに関するメディアモニタリングを行う非政府組織「GLAAD」など複数の団体に、ストーリーのスクリーニングも依頼したとか。
「GLAAD」の代表サラ・ケイト・エリスは、「カミングアウトする若者が増え続けている時代で、『Andi Mack』は全国のLGBTQの若者が経験してきたことを反映させた作品に仕上がっていると言えるでしょう」と証言。さらに「テレビには、現実の社会が反映されている。LGBTQの若者たちだって、自分が生きる日常をテレビで観る権利がある。たくさんの若者が、サイラスのストーリーによろこぶはず」と語り、新シーズンを絶賛した。
セレーナ・ゴメスやマイリー・サイラス、ブリトニー・スピアーズ、ジャスティン・ティンバーレイクら、多くの大スターを輩出してきた『ディズニー・チャンネル』。新たなスターの誕生が予想される『Andi Mack』の日本公開が、待ち遠しい!