第45回「アメリカン・ミュージック・アワード」の授賞式が2017年11月19日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催された。毎年多くの豪華ゲストがパフォーマンスを行うことで有名なステージには、今年もセレーナ・ゴメスやピンク、BTS(防弾少年団)など、錚々たるメンバーが出演。サプライズ演出など、見逃せない5大トピックスを発表。
2017年11月19日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスで開催された、第45回「アメリカン・ミュージック・アワード」授賞式。毎年多くの豪華ゲストがパフォーマンスを行うことで有名なステージには、今年もセレーナ・ゴメスやピンク、BTS(防弾少年団)など、錚々たるメンバーが出演! そんなビッグイベントでチェックすべき、サプライズ演出をピックアップ。
ピンク、ホテルの窓から飛び降りる⁉︎
圧巻のパフォーマンスでこの日一番の注目を集めたのが、歌手のピンク(38)。彼女が歌を披露したのはステージの上ではなく、なんとロサンゼルスにある高層ホテル「JWマリオット」の窓! 34階の窓から命綱をつけてぶら下がり、ダンスをしながら歌うという、まさに命がけのパフォーマンスを行ったのだ。
紫色のボディスーツに身を包んだピンクは窓から宙吊りの状態で、新アルバムの収録曲『Beautiful Trauma』を熱唱。さらに6人のダンサーたちに支えられながら宙返りをするなど、アクション映画さながらのアクロバティックなスタントまでも完璧に成功させた。
終了後、「これまでの人生で、一番怖い体験だった」とSNSで明かしたピンクの投稿には、「伝説となるパフォーマンスだ」「最高だった!」というファンたちの賞賛の声が続出。今後さらにパワーアップしたパフォーマンスを見せてくれることに、期待したい!
BTS、韓国のグループとして初のパフォーマンスを行う!
ビルボードの「HOT 100」にランクインするという快挙を遂げたBTS(防弾少年団)が、韓国のグループとして初めて、アメリカン・ミュージック・アワードに参加した。
代表曲「DNA」が77の国や地域でiTunesの1位に輝き、全米のビルボードHOT 100の67位にランクインするなど、人気が爆発中のBTS。ザ・チェインスモーカーズのふたりから「彼らを前にして、“インターナショナル・スーパースター”なんて表現は控えめだ」という紹介を受けて、ステージに登場。全米のテレビデビューとは思えないほど堂々としたパフォーマンスを行うと、観客から大きな拍手が。その人気ぶりから、全米No.1に輝く日も遠くない⁉︎
セレーナ・ゴメス、ブロンドヘアに大胆イメチェン
ジャスティン・ビーバーとの復縁が話題沸騰中のセレーナ・ゴメスはこの日、ブロンドヘアの最新ルックを初めてお披露目。定番だったダークヘアをプラチナブロンドにカラーリングし、これまでのグッドガールな印象から脱却。ライダース型のレザードレスでクールにまとめて、セクシーな大人の女性へと変貌を遂げた。
さらにステージでは、腎臓移植の手術後初となるパフォーマンスを行ったセレーナ。休養期間を感じさせない元気な姿で、新曲『Wolves』を熱唱。SNSでは口パク疑惑が浮上しアンチからバッシングが続出したものの、本人はいたって冷静で、反論するどころかファンへの感謝を発信。そんな心の広さも、彼女が絶大な人気を誇る理由なのかも?
リンキン・パーク、賞を亡きチェスター・ベニントンに捧げる
数ある部門の賞が発表されるなか、「Favorite Artist」部門のジャンル「Alternative Rock」で賞に輝いたのは、世界的バンドのリンキン・パーク。受賞にあたり、メンバーのマイク・シノダ、ブラッド・デルソン、ロブ・ボードンが壇上へ。
スピーチを行ったマイクは、「受賞できると思っていなかったよ。まずは、僕たちに投票をしてくれて、サポートしてくれている世界中のファンたちに、感謝します」という言葉でスピーチをスタート。「(同賞にノミネートされていた)イマジン・ドラゴンズとトゥエンティ・ワン・パイロッツにも、感謝したい。彼らと話す機会があったんだけど、(今年亡くなった)チェスターについて、素敵な話をしてくれたんだ。この賞を、チェスターに捧げたい。我々の記憶に残り続ける彼の才能、ユーモア、そしてよろこびへ」と続け、亡きメンバーへの愛を示した。
さらに「みんな、今自分がおかれている状況や人生に感謝することを忘れないでくれ。そうすることで、チェスターを喜ばせてほしい」とスピーチを締めくくると、観客からは大きな声援が。チェスターのために捧げられた声援の大きさに、彼の存在の偉大さを感じずにはいられない。
ナチュラルメイクで登場したクリスティーナ・アギレラに、ファンら「誰?」と困惑!
名作『ボディガード』の公開25周年を記念して、主演の亡きホイットニー・ヒューストンへのトリビュートパフォーマンスを行った、クリスティーナ・アギレラ。しかしクリスティーナがステージに登場するなり、観客は困惑!
まるで別人のような姿に、「誰?」と囁く声が続出する事態に。 真っ赤なリップにつけまつ毛、カラーシャドウと、ばっちりメイクが定番の彼女が、なんとこの日はすっぴん同然のナチュラルメイク。ヘアはシンプルなオールバックにまとめ、シックな黒のドレスというミニマムな装いも相まって、その姿はまるで別人。
メイクは違っても、圧倒的な声量は健在。ホイットニーの映像が流れるスクリーンを背に、同作のサウンドトラックから『オールウェイズ・ラブ・ユー』を含む3曲を堂々と歌い上げた。2015年にアルバム『バイオニック』を発表して以来、活動が滞っている彼女。同年代のアーティスト、ブリトニー・スピアーズやピンクなどの活躍に対抗すべく、大胆なイメチェンを図っていたりして?