『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下=SATC)のミランダ役で知られる女優のシンシア・ニクソン(51)が、ニューヨーク州の知事選に出馬することを発表。SATCの共演者たちも続々とSNSでメッセージを発信し、シンシアを応援した。
『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下=SATC)のミランダ役で知られる女優のシンシア・ニクソン(51)が、ニューヨーク州の知事選に出馬することを発表。SATCの共演者たちも続々とSNSでメッセージを発信し、シンシアを応援した。
3人の子どもを持つ母として教育問題について積極的に発言したり、LGBT当事者として性の平等や偏見との戦いを訴えたりと、熱心な活動家として知られるシンシア。
かねてから政治家に転身するのでは?と報じられていた彼女がついに、2018年3月19日(現地時間)、ツイッターで「私はニューヨークを愛している。そして本日、州知事選に出馬することを発表します」と発信。民主党より出馬し、9月に開催される予備選では、現職のアンドリュー・クオモ知事に挑むことが明らかに。
I love New York, and today I'm announcing my candidacy for governor. Join us: https://t.co/9DwsxWW8xX pic.twitter.com/kYTvx6GZiD
— Cynthia Nixon (@CynthiaNixon) 2018年3月19日
ツイートとともにリリースされたキャンペーン動画には、妻で活動家のクリスティーヌ・マリノーニと7歳の息子マックスが登場。マンハッタンでの生活風景を映しながら、生まれ育った街への愛、さらに州知事としてニューヨークを変える意欲をアピールした。
ニューヨークは私のホーム。他の都市に住んだことは一度もありません。幼いころは母とふたり、ワンルームの5階建てアパートに暮らしていました。私はニューヨークで生まれ育ち、ニューヨークで子育てをしています。公立学校の卒業生であること、さらに公立学校に通う子どもを持つ親として、誇りに思っています。
しかし私が与えられてきたチャンスを、現在のニューヨークの子どもたちは与えられていません。リーダーたちに、我々は失望させられ続けています。ニューヨークは素晴らしく裕福な人と極度に貧しい人が共存する、全国で最も不均等な州に成り果ててしまいました。
どうしてこんなことになってしまったのでしょう? 私はニューヨークを愛しています。ここ以外の場所に住みたいと思ったこともありません。でも、何かが変わらないといけない。健康医療の問題に対応し、大量投獄を終わらせ、地下鉄を修復することを、政府に求めます。
私たちは、市民よりもマスコミの報道や権力を重視する政治家たちにうんざりしています。私、シンシア・ニクソンは、ニューヨーカーです。そして我々が力を合わせれば、この戦いに勝つことができます。
シンシアが出馬を表明すると、ファンのみならず、SATCの共演者たちからも応援メッセージが続出。
真っ先にツイートを発信したのは、シャーロット役のクリスティン・デイヴィス。「シンシア・ニクソンを誇りに思うわ。すべての人々が正当な変化と質の良い教育を得られることを、彼女以上に求めている人はいない。素晴らしい知事になるわ」と褒め称え、エールを送った。
またキャリーの親友・スタンフォード役のウィリー・ガーソンも、シンシアのサポートを表明。インスタグラムで、「シンシア・ニクソン以上に準備万端で、思いやりがあり、知識がある人物はいないだろう。みんなで彼女の旅路に参加し、力を合わせて、変化を叶えよう」と呼びかけた。
SATCでは優秀な弁護士として活躍しながら子育てを行う女性・ミランダを演じ、世界中の女性に勇気を与えたシンシア。もし当選すれば、ニューヨーク史上初の女性知事が誕生することに! 知事選の行方から、目が離せない。
text : Ayano Nakanishi