スウェーデン出身のDJ&音楽プロデューサーのアヴィーチー(本名:ティム・バーグリング)が、2018年4月20日(現地時間)、滞在先のオマーンで死去。ネットには、才能溢れるDJの早すぎる死を悔やむ声が続出。多くのセレブやアーティスト仲間からも、追悼のメッセージが寄せられた。
スウェーデン出身のDJ&音楽プロデューサーのアヴィーチー(本名:ティム・バーグリング)が、2018年4月20日(現地時間)、滞在先のオマーンで死去。ネットには、才能溢れるDJの早すぎる死を悔やむ声が続出。多くのセレブやアーティスト仲間からも、追悼メッセージが寄せられた。
EDM界で活躍していたDJのアヴィーチーは、2011年にリリースした『レヴェルズ』のヒットを受け、ジャンルを超えた人気を博す。その後2013年にリリースした『ウェイク・ミー・アップ』がビルボードのホット100の4位にランクインするという、爆発的ヒットを記録。世界的DJとして名を馳せるように。
しかしDJとして人気絶頂にあった2016年、26歳という若さで突如、ツアーから引退することを宣言。その後アヴィーチーは、健康上の問題でラスベガス公演を含む、すべてのコンサートをキャンセル。ファンたちからは心配の声が挙がるも、スタジオでの音楽制作は継続。亡くなるひと月前にもスタジオでの収録光景をインスタグラムで発信しており、新曲リリースが期待されていた。
訃報が流れた4月20日(現地時間)、アヴィーチーの広報は声明を発表。「深い悲しみとともに、アヴィーチーことティム・バーグリングの死をお知らせします。4月20日の午後、オマーンの首都マスカットで彼の死体が発見されました。家族は悲しみに打ちひしがれています。困難な時期にある彼らのプライバシーを尊重していただけると助かります」。死因については明かさず、「今後、声明は一切発表しません」と締めくくった。
世界中のファンから悲しみの声が続出するなか、彼のアーティスト仲間もSNSで追悼メッセージを発信。DJ仲間であるカルヴィン・ハリスやゼッド、ワン・ダイレクションのリアム・ペイン、マドンナなど、多くのセレブたちが、才能あるDJの早すぎる死を悼んだ。
Devastating news about Avicii, a beautiful soul, passionate and extremely talented with so much more to do. My heart goes out to his family. God bless you Tim x
— Calvin Harris (@CalvinHarris) 2018年4月20日
「アヴィーチーのニュースに動揺している。彼は美しい魂を持ち、情熱的で、才能に溢れ、今後もっと多くのことを成し遂げる人物だった」
−カルヴィン・ハリス
No words can describe the sadness I’m feeling right now, hearing about Avicii passing away....💔
— Zedd (@Zedd) 2018年4月20日
Thoughts go out to his family and friends...
「アヴィーチーの報道を聞いて、今感じている悲しみを表す言葉が見つからない」
−ゼッド
「とても悲しい。悲劇だわ。愛しのティム、さようなら。早すぎたわ」
−マドンナ
Wow, I would like to take a moment to pay tribute to the man who really opened my eyes as to what my productions could one day sound like. @Avicii was a genius and a music innovator, and I can not believe he is no longer with us. RIP to the very best.
— Charlie Puth (@charlieputh) 2018年4月20日
「僕の音楽がいつかこんな音色になったらと開眼させられた人物に、敬意を払いたい。アヴィーチーは天才で、音楽界の革新者だ。彼がいなくなったなんて、信じられない」
−チャーリー・プース
Oh my god truly devastated for Avicii very very sad news way to young ... what a talent he was. rest in peace x
— Liam (@LiamPayne) 2018年4月20日
「アヴィーチーの死に、心が張り裂けそうだ。悲しすぎる、そして若すぎる。彼は才能そのものだった」
−リアム・ペイン
「君の『レヴェルズ』のリミックスを2011年に作ってから、1度も僕のセットから外れたことはない。僕たちは“親友”ではなかったけれど、この曲を介して繋がっていたし、僕は今、とても深い悲しみを感じている。ティムは正真正銘の天才で革新者であると同時に、とても繊細でつつましい人物だった。この業界はときに粗野で、それが彼の損失につながったんだと思う。彼をハグし、何も問題ないと伝えてあげたかった。君の音楽はこれからも永遠に、僕の音楽の一部であり続け、多くの人の心に生き続ける。きっとそれが、不滅に一番近い形なんじゃないかな。宇宙のどこかにある君の魂が、平穏に包まれていることを願っているよ。そしてもし奇跡的にこのメッセージを見ることができたなら、地球上に人類が生息する限り、君は永遠のインスピレーションであり続けると知って欲しい。ありがとう、ティム」
−スクリレックス
RIP Tim. You were a brilliant composer and a gentle spirit. Fond memories of creating music w @Avicii and @nilerodgers- https://t.co/AfCVbXlhQh
— ADAM LAMBERT (@adamlambert) 2018年4月20日
「ティム、安らかに眠ってください。君は素晴らしい作曲家で、穏やかな精神の持ち主だった。アヴィーチーとともに音楽を作れたことを、一生忘れない」
−アダム・ランバート
Rest easy Avicii, you inspired so many of us. Wish I could have said that to you in person x
— Ellie Goulding (@elliegoulding) 2018年4月20日
「アヴィーチー、あなたは私たち多くの人間にインスピレーションを与えてくれた。できれば、面と向かって伝えたかった」
−エリー・ゴールディング
I have no words. I remember how amazing it was to make Lonely Together and it felt like just yesterday we were talking. Condolences to Avicii's family, friends, and the fans who supported him. May he rest in peace. Gone too soon. I’m devastated. Heartbroken.
— Rita Ora (@RitaOra) 2018年4月20日
「言葉が見つからない。『Lonely Together』を一緒に作れたことは、素晴らしい経験だった。あなたと会話したことを、まるで昨日のように感じている」
−リタ・オラ
生前、ツアーを引退する理由について「長い間感じていた苦悩から抜け出すためにも、変化しないといけないんだ」と語っていたアヴィーチー。「僕の選択やキャリアは決して、物欲のためではなかった。成功したことで得た機会や快適さには、とても感謝しているけどね。世界中を旅しながらパフォーマンスできるのは、ありがたいことさ。でもアーティストではない、いち人間としての人生がとても希薄になってしまった」
世界中から沸き起こる追悼メッセージは、アヴィーチーの偉大さを物語っているよう。アヴィーチーの音楽は今後も多くの人々を魅了し続け、永遠に語り継がれるだろう。
text : Ayano Nakanishi