映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『ラブ・アクチュアリー』などを代表作にもつキーラ・ナイトレイ(33)が、ストレス障害を患っていたことを告白。過去の苦悩と回復への道のりを語った。
ハリウッドを代表する演技派女優として知られるキーラ・ナイトレイ(33)。人気絶頂だった22歳のときに、なんとストレス障害を患っていたことが明らかに。
Photo:Getty Images
舞台役者の父と劇作家の母のもとに生まれたキーラは、幼いころから演技に興味をもち、8歳でテレビドラマデビューを果たす。2002年に公開された映画『ベッカムに恋して』で注目を集め、その後『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『ラブ・アクチュアリー』など、出演した作品が軒並みヒット。2005年の『プライドと偏見』にて史上3番目の若さでアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、わずか20歳にして女優としての地位を確固たるものにした。
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『ザ・ハリウッド・レポーター』のポッドキャストでのインタビューで、当時の心境について「完全に正気じゃなかったわ」と振り返ったキーラ。「はたから見たらヒットの連続で素晴らしいことだと思うけれど、同時にたくさんの批判を受けたの。これらの作品が評価されて賞にノミネートされたとしても、周りは、“演技が下手”とか“外見だけ”などと言ってくるのよ。そのうち、自分でも何をしているのか分からなくなっていった」と成功の裏に隠された苦悩について語った。
この状況に困惑したキーラは、22歳のときに心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、一年間休業することを決めたという。
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その後は、セラピーを受けるなど治療に専念。回復に向かっていったキーラは、以前のようにネガティブな評価やコメントに耳を傾けるのをやめたそう。
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今後について聞かれると、キーラは「私が最も誇りを思っているのは、女優の仕事なの」と熱を込めてコメント。「これまでもずっとやってきたけれど、今ではもっと技術的に、求められていることを表現できるようになったわ。そして、これからも演技を学び続けたいと思っている」と演じることへの意欲を示した。
プライベートでは、2013年にジェイムズ・ライトン(35)と結婚し、一児の母に。自信に満ちあふれたキーラがどのような演技を見せてくれるのか、期待が高まる!
text:Kyoko Kawaguchi