2018年10月31日(現地時間)に執り行われたセレモニーで、発案されてから今年で40周年となるスペイン1978年憲法の一部を読み上げたレオノール王女。スペイン女王となる大きな一歩を踏み出した。
スペイン国王のフェリペ6世(50)とレティシア王妃(46)の長女であるレオノール王女(13)が、初めて壇上でスペイン1978年憲法の一部を読み上げるという大役を担った。
2018年10月31日(現地時間)に、13歳の誕生日を迎えたレオノール王女。同日に、スペイン1978年憲法が発案されて40周年を迎えたことを祝してセレモニーが開催された。
そのセレモニーにて、憲法を読み上げるという大役に任命されたレオノール王女。ビッグイベントに選んだ衣装は、ロイヤルブルーの襟付きワンピースにグリーンのメリージェーン。13歳とは思えぬ大人びた表情で、美しいドレスアップ姿を披露した。
そしてフェリペ6世の横に立ち、レティシア王妃や妹のソフィア王女(11)が見守るなか、堂々とした表情で憲法の一部を読み上げたレオノール王女。その後、フェリペ6世と顔を寄せ合う場面では緊張がほぐれたのか、13歳らしいあどけない笑顔を見せた。
スペイン王位継承順位では、現在第1位であるレオノール王女。父親のフェリペ6世もまた13歳のときに初めて登壇し、憲法を読み上げた経験を持つ。
またフェリペ6世が50歳の誕生日を迎えた今年の1月30日(現地時間)には、レオノール王女にスペインにおける最高勲章のひとつ、金羊毛騎士団(ゴールデンフリース)が与えられた。
その際に、愛娘へ想いを伝えたフェリペ6世。「あなたはこれから多くの困難や責任に直面するかもしれません。ですが、国民をはじめ多くの人々からあなたが支持されていることを私は知っています。家族はいつもあなたのサポートしてくれるでしょう。あなたに金羊毛騎士団を贈れることを誇りに思います」というメッセージを送った。
スペインの王位継承第一位であり、今後ますます注目されるであろうレオノール王女から目が離せない。