あのナポレオン・ボナパルト(享年51)を祖先に持つジャン・クリストフ・ナポレオン・ボナパルト(33)とハプスブルク家の子孫オリンピア・フォン・ウント・ツー・アルコ=ツィネベルク(31)が結婚!
2019年10月19日(現地時間)、パリのオテル・デ・ザンヴァリッドにある歴史的建造物サン=ルイ教会にて、歴史上の偉人ナポレオン・ボナパルト(フランス皇帝ナポレオン一世)の子孫ジャン・クリストフ・ナポレオン・ボナパルト(33)とマリー・アントワネット(享年37)の生家、オーストリア・ハプスブルク家の末裔オリンピア・フォン・ウント・ツー・アルコ=ツィネベルク(31)の結婚式が執り行われた。
新郎のジャンは、ナポレオン一世から6世代目の甥にあたり、現在はロンドンに拠点がある投資ファンドを共同経営しているビジネスマン。新婦のオリンピアはオーストリア最後の皇帝となったカール一世(享年34)のひ孫で、その祖先には、1810年にナポレオン一世と結婚し皇后となったマリー・ルイーズ(享年57)がいる。そのため、実はジャンとオリンピアは遠い親戚同士。およそ200年ぶりのボナパルト家とハプスブルク家の末裔同士の結婚となった。
こうして家系を振り返るとジャンとオリンピアの結婚も、『ベルサイユのバラ』のような壮大なドラマがあるのでは? それとも世界史で習うような政略結婚!?と、思ってしまうけれど、なんとふたりは普通の恋愛結婚なのだとか。オリンピアはイェール大学で政治学の学位をとった才媛で、ふたりはオリンピアが一学期をパリで過ごしたとき、出会ったとのウワサ。
ジャンは英紙『タイムズ』に「歴史を超えたラブストーリーです。オリンピアに出会ったとき、私は家系図ではなく彼女の瞳に引き込まれました。その後、私たちはこの歴史的な偶然に微笑むことができました」と語り、政治的な思惑は一切ないことを明言。仏紙『ル・フィガロ』には、自分たちの結婚は「ヨーロッパの和解の成果」だと喜びを語っている。
ヨーロッパ各国の王侯貴族と関わりの深いふたりだけに、結婚式には数多くのプリンス、プリンセスが出席。
先月、婚約を発表したばかりのベアトリス王女(31)と婚約者でイタリア人実業家エドアルド・マペッリ・モッツィ(36)、ハノーファー王国のクリスティアン王子(34)とアレッサンドラ妃(31)、ルクセンブルクのフェリックス王子(35)とクレア妃(34)、同じくルクセンブルクのルイ王子(33)、ギリシャのパウロス元王太子(52)と長女マリア=オリンピア(23)など、美形のロイヤルファミリーが続々登場。来年とウワサされるベアトリス王女のロイヤルウエディングにも期待が高まる!
text:Makiko Ota