アメリカの人気ラッパーT.I.(39)が、愛娘のデイジャ・ハリス(18)をめぐる発言で、大バッシングを受けている模様。当の本人は「18歳の誕生日の時点で、オレの娘の処女膜は無傷だ!」と得意げだったという。
問題になっているのは2019年11月6日(現地時間)、ラッパーのT.I. (39)がポッドキャストの番組に出演した際の発言。毎年、娘のデイジャ・ハリス(18)が誕生日を迎えると、産婦人科で処女かどうかをチェックさせている、という驚きのもの。
T.I.は番組内で子どもの性教育の話になると、自身の家庭では「誕生日パーティの後、“明日9:30に産婦人科”と書いたメモを娘の部屋のドアに貼っている」とコメント。処女膜検査はデイジャの16歳の誕生日に始めたとも明かしており、産婦人科へはT.I.本人も同行しているとのことだった。するとこの発言に、ネット上では「気持ち悪い」「最低の父親」と大バッシングの嵐。
しかも、医師が本人の同意なしに検査結果を親に報告することに懸念を示すと、T.I.はデイジャに「これに署名してくれ。それともオレに知られたくないことがあるのか?」と同意書にサインさせたことを明かしていた。
医師は自転車や陸上競技、乗馬など、性行為以外でも処女膜は破れることがあると忠告したが、T.I.は「オレの娘は自転車にも馬にも乗らない。スポーツもしない。あるとしたら原因は男しかないんだよ。早く結果を知らせてくれ」と主張したという。
T.I.は同番組内で「子どもには時がくるまで性行為をしてほしくないと思っているんだ。でも、その時がいつかなんて誰にも分からないけどね」と持論を展開。「ただ、子どもが男だったら話は違うと思う。正直な話、娘を持つ多くの父親が同じことを考えていると思うよ」と、男女差別ともとれる発言も飛び出していた。
This makes me feel physically ill. It’s abhorrent. This isn’t behavior to laugh at or joke about. The level of toxicity and malice and control he’s exerting on his own daughters life and bodily autonomy and and privacy. I’m sick https://t.co/x3L8q38VWg
— Madeline Brewer (@madkbrew) November 6, 2019
これには多くのセレブも「本当に気分が悪くなる」「完全にプライバシーの侵害」などとSNSで批判のコメントを投稿。女優のマデリーン・ブルーワー(27)は「本当に気分が悪くなる。笑ったり冗談にしたりしてはいけない問題だわ」と嫌悪感をあらわにした。
英メディア『Daily Mail Online』などによると、今のところ娘のデイジャはこの騒動に冠して発言していないが、デイジャ本人と思われるアカウントが父親の発言を批判するSNSの投稿に「いいね!」を押していたという。
デリカシーがなさすぎる父親に、娘のデイジャも呆れている様子? 今後、デイジャがどのような反応をするかに注目が集まっている。
text : Saki Wakamiya