アマゾンの森林が放火された事件で、「(火災に)加担した」と非難されたレオナルド・ディカプリオ(45)。インスタグラムでコメントを発信し、疑惑を否定した。
アマゾンの森林火災について、ブラジルのボルソナロ大統領(64)と息子のエドゥアルド議員から「(火災に)加担した」と非難されたレオナルド・ディカプリオ(45)。自身のインスタグラムを更新し、疑惑を否定した。
2019年11月26日(現地時間)、アマゾンの森林で火災が発生し、複数の人物が放火の疑いで逮捕される事件がブラジルで勃発。NGO団体に所属していた(と言われている)容疑者らについて、「寄付金を募るために放火したと話している」と報じるメディアも。
そんななか、自身の名を冠した「レオナルド・ディカプリオ財団」を通じてアマゾンに寄付をしたディカプリオが攻撃される事態に。
Leonardo DiCaprio doou USD 300.000 para a ONG que tocou fogo na Amazônia, a ONG @WWF pagou R$ 70.000 pelas fotos da floresta em chamas.
— Eduardo Bolsonaro🇧🇷 (@BolsonaroSP) 2019年11月28日
Macron e Madonna foram mais espertos, só pegaram na internet umas fotos tiradas décadas atrás de alguma floresta pegando fogo e postaram mesmo. pic.twitter.com/8bPF6jrjPV
このニュースが報じられると、エドゥアルド議員は「ディカプリオは、(容疑者が所属していた)NGO団体に33万ドル(約3,300万円)を寄付した」とツイッターに投稿。
さらにボルソナロ大統領は、「ディカプリオはクールなやつだ。アマゾンの森林を放火させるために寄付をしているんだから」とフェイスブックで配信された動画で言い放ったという。
これを受けて、ディカプリオは11月30日(現地時間)にインスタグラムを更新。「わたしは問題のNGO団体に寄付していません」と疑惑を否定したうえで、「アマゾンは困難な状況が続いていますが、自然や文化遺産を守ろうと動いているブラジルの人々を支援します」とメッセージを発信した。
疑惑を否定するも、ボルソナロ大統領やエドゥアルド議員の名前を出さなかったディカプリオ。冷静かつ大人な対応に、「人として素晴らしい」など称賛の声が挙がっている。
対し、事実を確認せずに発言したボルソナロ大統領とエドゥアルド議員には、世界中から非難が殺到。
Photo:Getty Images
今年8月には、アマゾンの緊急事態として、500万ドル(約5億5千万円)の寄付を表明していたディカプリオ。俳優の枠を超えて活躍する彼の勇姿は、多くの人の心に響いているはず!