2009年にイギリスのオーディション番組で美声を披露し、世界中を感動の渦に巻き込んだ歌手のスーザン・ボイル(58)。ほぼすっぴんでチリチリヘアという垢抜けないスタイルから脱却し、美しくなったスーザンがあの日の衣裳で再登場したことで話題に!
2009年にイギリスの新人発掘オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出場し、スター歌手の仲間入りを果たしたスーザン・ボイル(58)。
47歳当時のスーザンは髪もボサボサで、一見「普通のおばさん」。しかしこのオーディションをきっかけに一躍スターダムにのし上がり、ヘアメイクやファッションが一気に垢抜け。2019年8月、久々に公の場に姿を表すと、劇的に美しく変身した姿が大きな話題を呼んだ。
そんな報道から半年後となる2020年3月6日(現地時間)、スーザンは彼女の才能を見いだしたオーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出演。彼女の代名詞となった『夢やぶれて』を披露した。
髪をセットしメイクもバッチリと決め、またも11年前とは見違えるように変身した姿を見せつけたスーザン。その変身ぶりもさることながら、注目が集まったのは、この日着ていた衣裳。実はこちら、11年前のオーディションで着たものと同じドレスなのだ。
英エンタメメディア『Daily Mail Online』によると、スーザンはオーディション後、このドレスを選んだことを後悔していたという。ステージに上がった際、観客から髪型やファッションセンスを笑われ、とても傷ついたというのだ。
スーザンは去年、そのときの心境を『Irish Mirror』に明かし、「まるで見世物になったみたいな気分だった。傷ついて、窒息しそうになったわ」と当時を振り返ったという。「しばらくの間、そのことを受け入れるのが信じられないほど難しかったわ。だけど、私の中でポジティブがネガティブを上回ったの」と、徐々に気持ちを切り替えたことを明かした。
「誰もが私を笑っていた……あの変な髪型の女は誰?ってね。しかも私はファッションセンスもなかったの」と、過去の苦い思い出を語っていたスーザンだったが、世界中を驚かせた外見と美声のギャップは大きな話題となり、一躍「時の人」に。ファーストアルバムは、当時イギリスで最も売れたデビュー・アルバムの記録を打ち出した。
先日の番組出演の際に撮影された写真は、スーザンのマネージメント会社が運営する公式インスタグラムにも登場。「デジャヴ? オーディションから11年後、スーザンはステージに戻り、あの日のドレスを着たわ!」というコメントともに、思い出のドレスを纏って笑顔を浮かべる姿が公開された。
過去のつらい経験を克服し、同じドレスを着る自信を取り戻した様子のスーザン。歳を重ねるごとに輝きが増してゆく彼女の今後の活躍に期待したい!
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Text:Saki Wakamiya