『フルハウス』に『セックス・アンド・ザ・シティ』……。往年の大ヒットドラマの豪華キャスト陣が、自宅待機をする人や医療関係者にメッセージを発信! 嬉しいサプライズに話題が集まっている。
1990年代に世界中で大ヒットした、アメリカの人気ドラマ『フルハウス』。当時の出演者たちが動画に登場し、新型コロナウイルス感染拡大防止を呼びかけた。
動画はドラマのオープニングのパロディで、タイトルには『フルハウス』ならぬ『FULL QUARANTINE(フル隔離)』の文字が! ジェシーおじさん役を演じた俳優、ジョン・ステイモス(56)が、自身のインスタグラムに投稿した。
当時のドラマのオープニングで使われていたサンフランシスコの風景から動画はスタート。
洗面台で髪をセットしようとするジョンから始まり、ダニー役を演じたボブ・サゲット(63)、ジョーイおじさん役のデイヴ・クーリエ(60)、D.J.役のキャンディス・キャメロン・ブレ(44)、ステファニー役のジョディ・スウィーティン(38)、キミー役のアンドレア・バーバー(43)などが次々と登場。
手を消毒したりトイレ掃除をしたりと、『フルハウス』ファミリーが家で過ごす様子とともに、動画の最後には懐かしい当時の映像も! 「安全を保ち、家にいよう」というテロップで、新型コロナウイルス感染拡大防止を呼びかけるメッセージを送った。
この動画がアップされると、わずか1日で再生回数は125万回にものぼり、「最高すぎる」「おもしろかった!」など賞賛のコメントが殺到。自宅で過ごす世界中の人々を楽しませたよう。
一方で、1998年から2004年までアメリカで放映され、今も根強い人気を持つ『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下:SATC)のキャストたちも、ニューヨークの病院の医療従事者にエールを送ったことを米『ET online』などが報じている。
2020年4月8日(現地時間)に、キャリー役を演じたサラ・ジェシカ・パーカー(55)をはじめ、ミランダ役のシンシア・ニクソン(54)、シャーロット役のクリスティン・デイヴィス(55)、サマンサ役のキム・キャトラル(63)ら主要キャストが、ラジオ番組『The Bradshaw Boys』に出演。
サラは「このような状況で難しいのは、(医療従事者に)感謝や敬意、賞賛の言葉を届けること。私は(彼らの働きに)驚くと同時に、インスピレーションを受けている。そこには私が知らなかった勇気がある。彼らが物資も足りていないなか、恐怖と対峙しながら使命を持ってそこにいることを私は理解しています」と語り、「感謝の気持ちをどう伝えたらいいのか分からないけど、私は彼らの献身と努力に心を打たれているわ」と心境を明かした。
また、シンシアは「あなたたちは心臓発作を起こした私の母を救ってくれた、素晴らしい病院だということを知っているわ。今や、あなたたちは私たちのヒーロー。どうか安全でいて。心の底から感謝しています」と、感謝と励ましの言葉を送った。
誰もが先が見えない不安を感じるなか、セレブたちから発信された感謝の輪が広がっている。自宅待機中、懐かしい海外ドラマを改めて鑑賞するのもいいかも!
text:Saki Wakamiya