ビリー・アイリッシュ(18)が、体型や服装を批判するボディシェイマーに反論。ショートフィルム『Not My Responsibility(私の責任ではない)』で、自らの思いをぶつけた。
これまで体型や服装に対し、度重なる批判を浴びてきたビリー・アイリッシュ(18)。ビキニ写真を投稿すると「彼女は尻軽になったから、もう好きじゃない」とコメントされ、タンクトップ姿を見せたときは「性的な目で見られたくないと言いながら、よくそんな格好ができるね」と言われたことも。
2020年5月27日(現地時間)、そんなボディシェイマー(他人の体を中傷する人)に悩まされてきたビリーが、抗議のショートフィルムを公開した。
タイトルは、『Not My Responsibility(私の責任ではない)』。これは今年3月に行われたワールドツアー「Where Do We Go?」のマイアミ公演で流され、話題を呼んだ動画の「全編」。動画で発信したメッセージはもちろんのこと、演出もビリー自身がプロデュースしている。
「私のことを知ってる? 本当に? あなたには意見がある。私の考えや音楽、服装、体型に対して。それらを嫌う人もいれば、褒めてくれる人もいる。(その意見で)誰かを傷つける人もいれば、私を傷つける人もいる。でも、私は常に見られている。あなたの視線や非難を気にしていたら、身動きがとれなくなる」
Photo:Instagram(@billieeilish)
「私がもっと小さくて、弱くて、ソフトで、静かな方がよかった? 肩で挑発しているように見える? それとも胸で? お腹で? お尻で? 私が生まれてきたこの体は、あなたの望むものではなかった? 着心地のいい服を着ていたら、女性ではないの? 露出したら尻軽なの? 私の体を見たことないのに、まだ批判を続けている。どうして?」
Photo:Instagram(@billieeilish)
「私たちは自分の価値観で、人のことをあれこれ推測する。他人が何者であるか、どんな価値があるか、勝手に決めつける。もし私がもっと服を着たら、もっと露出したら、私の価値やその意味を誰が判断するの? あなたがどう思うかで決まるの? だったらあなたの私に対する意見は、私の責任ではない」
text:Kyoko Kawaguchi