大統領選の選挙集会で中絶について発言し、物議を醸していたカニエ・ウェスト(43)。今度はツイッターで、キム・カーダシアン(39)やキムの家族を攻撃した。
妻のキム・カーダシアン(39)が長女ノース(7)を妊娠した際、ふたりで中絶を検討していたことを明かしたカニエ・ウェスト(43)。今度は「キムとの離婚を考えている」とツイートし、またも波紋を呼んでいる。
Photo:UPI/アフロ
中絶について発言したのは、2020年7月19日(現地時間)に行われた大統領選の選挙集会にて。初となる同集会に防弾チョッキを着て現れたカニエは、公約のひとつである「中絶反対」を訴えるためにこう話した。
「(当時ガールフレンドだった)キムが『妊娠した』と泣きながら電話してきたとき、俺はラッパーとして遊びまくっていたし、心の準備ができていなかった。それから数カ月間、ふたりで子どもを産まないことについて話し合った。彼女も堕胎するための薬を持っていた」。
Photo:UPI/アフロ
しかし、その後考え直し、子どもを育てることに決めたというふたり。カニエは、「キムはノースをこの世に誕生させてくれた。俺が望んでいなかったとしても。立ち上がって、守ってくれたんだ」と称賛。実は自身の母親も、父親の反対を押し切って自分を産んでくれたと言い、命の尊さを涙ながらに主張したのだ。
Photo:Instagram(@kimkardashian)
ところがカニエのこの発言は、キムにとっては寝耳に水だったよう。関係者は、キムの様子について「極めてプライベートなことを明かされ、ひどく動揺している」とコメント。同時に「子どもを傷つけるかもしれないと激怒している」とも報じられた。
Photo:Instagram(@kimkardashian)
そんな中、カニエにも異変が。翌日から自身のツイッターで、「娘のことを話したせいで、キムがここまで来て、俺を病院に監禁しようとしている」「キムと(キムの母親の)クリス(64)が、俺の許可なしに声明を出そうとしている。こんなの妻がやることじゃない」と非難のツイートを連発。
また、「キムは(ラッパーの)ミーク・ミル(33)とホテルで密会し、一線を越えた。それ以来、離婚しようと思ってた」との衝撃発言も。他にも、キムを「白人至上主義者」と呼んだり、クリスについても「娘を『プレイボーイ』に載せようとしている」と書いたりと、キムやキムの家族を批判するツイートを連投(現在、ツイートは全て削除)。
Photo:Twitter(@kanyewest)
過去にリハビリ施設に入院したことのあるカニエは、2018年に躁うつ病を抱えていることを告白。長らく治療に励んでいたが、今年7月に再発したとの報道があったばかり。選挙活動が本格的に始まった今、カニエの精神状態を心配する声が続出。キムとの関係を含め、今後の動向にさらなる注目が集まりそうだ。
text:Kyoko Kawaguchi