2020年9月12日(現地時間)、全米オープンで2度目の優勝を果たした大坂なおみ選手(22)。世界ランクは9位から3位に浮上し、再び勢いを取り戻した。
2020年9月12日(現地時間)、全米オープンの決勝戦に出場した大坂なおみ選手(22)。ベラルーシのビクトリア・アザレンカ選手(31)に逆転勝利し、2年ぶり、2度目の優勝を飾った。
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試合終了直後、18秒間にわたりコートに仰向けになった大坂選手。「これまで偉大な選手たちが、同じようにして空を見上げてきた。彼らが見ている景色をずっと見たいと思っていた。本当に素晴らしいひとときだったわ」と嬉しそうにコメントした。
また翌日には、インスタグラムでトロフィーを手にした写真を公開。ここではテニスウェア姿から一転、ワンピース&ヘアバンドで華麗にドレスアップ。頂点に立った達成感からか、その表情はとても晴れやか!
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ちなみに大坂選手は、この優勝で300万ドル(約3億1,000万円)の賞金を獲得したほか、世界ランクも9位から3位に浮上! 昨年のウィンブルドン選手権では初戦敗退するなど、しばらく低迷が続いていたが、再び勢いを取り戻したよう。
Photo:Getty Images
そして今回注目されたのが、大坂選手がコートに入るたびに着けていた黒いマスク。白の文字で書かれているのは、白人警察官によって命を奪われた黒人犠牲者の名前。
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全米で立て続けに起こっている事件について知り、人種差別問題に興味を持ってほしいという思いから、大坂選手は試合ごとに違う名前が書かれたマスクを着用。決勝まで勝ち進むことで、用意した7枚全てのマスクをつけることができたという。
テニスの実力はもちろん、こうした勇気ある行動が評価され、多くのファンから支持されている大坂選手。27日(現地時間)に開幕する全仏オープンへの出場にも期待したい!
text:Kyoko Kawaguchi