映画撮影中、コロナ対策を怠ったスタッフにブチ切れしたと報道されたトム・クルーズ(58)。この行動に賛否両論の声が上がる中、セレブたちはどう反応した?
現在、2021年公開予定の映画『ミッション:インポッシブル7』をイギリスで撮影中のトム・クルーズ(58)。現場でソーシャルディスタンスを破ったスタッフに対し、叱責する様子を撮影した動画が流出! 普段の紳士的な振る舞いからは想像もできぬ、激しく怒る姿が議論を呼んでいる。
「僕らが撮影しているからこそ、ハリウッドでも撮影が再開されたんだ。僕は毎晩、スタジオや保険会社やプロデューサーと電話をしている。彼らは僕たちを手本に、どうやったら映画を作れるかを考えている。僕らは何千もの雇用を生み出しているんだよ!」と声を荒げ、スタッフに重大な責任感を持って臨むよう促したトム。
さらに、「もし同じことをしたら、君はクビだからな。このクルーの中で同じことをした人がいたら、彼らも終わりだ。謝っても無駄さ。この業界がシャットダウンしたことで、家を無くした人だっているんだから」と、ときにFワードを使いながら熱弁した。
英タブロイド紙『The Sun』によれば、この直後にも同様のことが起き、実際に5人のスタッフが現場を去ったとのこと。
この一連の出来事に対し「トムは正論を言っている」と多くの称賛の声が上がるも、「部下に対するパワーハラスメントだ」「我を忘れて叫ぶなんて、ナルシストだ」という否定的な声も寄せられた。
トムに関する報道がヒートアップするにつれ、ハリウッドの俳優たちも続々と意見を発信。女優のヒラリー・バートン(38)はツイッターで「こんなに彼を好きになったことはないわ!」とツイートし、俳優のジョシュ・ギャッド(39)も「トム・クルーズは正しい」と擁護した。
一方、大物俳優のジョージ・クルーニー(59)は出演したラジオ番組で「彼の行動は大げさではない。それ(コロナ対策を破ったこと)は問題だからね」と擁護しつつ、「僕はあそこまで事を荒げない。特定のスタッフを名指してあんな風に叱責するのは、僕のスタイルじゃないんだ」と、スタッフに声を荒げたことについては不支持の意を表明。すると、ジョージの意見こそが「正論」という声が、多数上がった。
普段はあまり感情を表に出さないというトム。しかし、かつては「限界になると感情が爆発し、怒りに任せた行動をしてしまう」と元マネージャーに暴露されていたことも。
今回は、責任感が人一倍強いゆえ、そんなトムの性格が裏目に出てしまった様子。この事が今後の撮影に響く事なく、無事に映画が完成することを祈るばかり!
text : Mariko Peeling