元祖スーパーモデルのステファニー・シーモア(52)と実業家のピーター・ブラント(73)の次男であり、ソーシャライトとして活躍していたハリー・ブラントが、24歳という若さで亡くなった。死因は薬物の過剰摂取と報じられている。
2021年1月18日(現地時間)、モデル、ソーシャライトとして活躍していたハリー・ブラント(24)が亡くなった。死因は、偶発的な薬物の過剰摂取と言われている。
遺族は、米紙『ニューヨークタイムズ』で声明を発表。「ハリーの命が恐ろしい病気により失われたことは、私たちにとって最大の悲しみです。彼は24年の人生の中で、沢山のことを成し遂げましたが、彼がこれからできたであろうことを見るチャンスは、もうありません」と彼の死を嘆いた。そしてハリーが以前から薬物依存症に悩み、リハビリ治療を受けていたことも示唆した。
母は元祖スーパーモデルとして知られるステファニー・シーモア(52)、父は実業家でありアートコレクターでもあるピーター・ブラント(73)。リッチな一家に生まれ、ティーンの頃からソーシャライトとして活動していたことから、まるで人気ドラマ『ゴシップガール』のチャックのようとも称されていた。
そんなハリーは、一流セレブのみが招待されるMETガラに、若干16歳で出席。同じくモデル&ソーシャライトである兄のピーター・ブランド・ジュニア(27)とのツーショットは、“ニューヨークで最も美しい兄弟”と話題に。
また、10代からメイクを嗜んでいたふたりは、2016年にメイクアップブランドのM・A・Cとコラボレーションし、ユニセックスなコスメを発表。「メイクによって別人になれる」と、ジェンダーは関係なくメイクが楽しめるというメッセージを発信していた。
華やかな生活を送る一方で、ハリーには、タクシー無銭乗車に違法薬物所持、公務執行妨害で逮捕された過去も。その後は保護観察を受けるなど、トラブルは少なくなかった。
さらなる活躍が期待されていたハリー。多彩な才能を誇る彼がこれまで発信し続けてきたメッセージは、今後も多くの人々を魅了し、インスパイアし続けるに違いない。
text : Mariko Peeling