歌手ブリトニー・スピアーズ（39）を取り上げたドキュメンタリー番組をきっかけに、ブリトニーと交際していた歌手ジャスティン・ティンバーレイク（40）が批判にさらされる事態に。騒動を受けて謝罪したジャスティンが、SNSで語ったこととは……？
ブリトニー・スピアーズ（39）と約３年間交際していた歌手のジャスティン・ティンバーレイク（40）が、ブリトニーのファンからの批判を受けて謝罪コメントを発表。ブリトニーもSNSに意味深コメントを残すなど、話題はますますヒートアップ！
きっかけは、2021年２月５日（現地時間）に公開されたブリトニーのドキュメンタリー番組『Framing Britney Spears』。ジャスティンはふたりが別れた後に、ブリトニーに浮気されたことを自らの楽曲のミュージックビデオで暴露したり、ブリトニーとの性生活をインタビューで明かしたことが問題視されていた。
さらに10代でデビューしたブリトニーに対し、衣装の露出の多さを非難したり、性的な質問をしたメディアの対応もあり、「ブリトニーは当時、男性社会で搾取されていた」「ジャスティンとの破局後に悪者扱いされ、イメージダウンした」などの声が上がっていた。
ジャスティンはこれを受けて、2021年２月12日（現地時間）にSNSを通じて謝罪のコメントを発表。
「メッセージやコメント、タグなど、色々な懸念事項を見たので、返答をしたいんだ。僕の人生の中で、問題に加担する行動があったことを深く反省している。僕は不適切な発言をしたり、正しいことを言わなかったりした。このとき、そのほか多くの場面でも、僕の考えが至らなかったことを理解している。そして、女性嫌悪・人種差別を容認する社会の仕組みに恩恵を受けていたことも。特に、ブリトニー・スピアーズとジャネット・ジャクソンには、僕の過ちを謝罪したい。彼女たちを大切に思い、リスペクトしているからだ」
ジャスティンは2004年、当時23歳のときに、スーパーボウルのハーフタイムショーでジャネット・ジャクソン（54）と共演。ジャスティンがジャネットの衣装の一部を脱がせる演出があったが、胸の部分を引き剥がしたことにより、ジャネットのバストが露出してしまうという事件が。
それが原因でジャネットはテレビ局のブラックリストに載ってしまうなど、キャリアに傷がついたと言われている。一方でジャスティンは一切の批判を受けず、2018年に再びキャスティングされていた。
ジャスティンは、自身がおとがめなしだったのは、アメリカのエンターテインメント業界に白人男性優位の考えがあったためだと考えているよう。
「この業界には欠陥がある。男性、特に白人男性が成功するようにできている。僕はこのことを、恵まれた立場にいる人間として、声を大にして言わなければならない。僕は無知で、何が起きているか気づいていなかったが、他人の足を引っ張るようなことは二度としたくない」と反省の言葉を綴った。
一方のブリトニーは、この一連の騒動についてコメントはしていないものの、ドキュメンタリー番組が放送された数日後にインスタグラムを更新。「これが３年前だなんて信じられない！」と過去のパフォーマンス動画を投稿。
「ひとりひとりが自分のストーリーを持っていて、他人のストーリーと重なり合って生きている。私たちはみんな違った、明るく美しい人生を歩いているの。覚えておいて。他人の人生を知っていると思っても、それはレンズの向こう側にいる実際の人とは比較にもならないってことを！」と、意味深なコメントを添えていた。
ブリトニーの真意は不明なものの、ジャスティンへの批判が過熱しているのを知り、ファンに向けて発信したメッセージだと解釈する人が多いよう。渦中にいながら、誰のことも責めないブリトニー。その姿勢に惚れ直したファンも多い!?
text:Saki Wakamiya
