駆け出しの頃は、ヌード撮影を頻繁に行っていたトップモデルのケイト・モス(47)。インタビューにて、当時の思いなどを語った。
わずか15歳でモデルデビューを果たし、瞬く間にトップモデルとなったケイト・モス(47)。しかしそんな華やかな成功の陰で、撮影が原因で寝込むなど、辛い過去をインタビューで明かした。
「ひどく居心地が悪い撮影を、何度も経験したわ」と、当時を振り返ったケイト。
多くのモデルは若くしてキャリアをスタートさせることが多いと語りつつ、「これは私の場合だけど、ヌードになる条件を呑まない限り、撮影はしないというフォトグラファーがいた」と告白。さらに「これは(モデル業界では)一般的で、今でもある。若い子にとっては、恐ろしいほどの脅威となる」と警鐘を鳴らした。
実際、デビュー当時はヌード撮影を頻繁に行っていたケイト。16歳の時に撮影されたというカルバン・クラインの広告キャンペーンでは、俳優マーク・ウォールバーグ(49)とともにトップレスになり、一気に注目を浴びることに。
現在18歳となった娘であるライラ・グレース・モスが15歳の時には、こう意見したことも。「今のモデルたちは(トップレスでの撮影を)やりたくなければ、やる必要はない。自分の娘にはやらせない。ライラは今15歳だけど、自分が彼女のような年齢でトップレスになったなんて……改めて考えると、あり得ないことだと思う」
そんなライラは、16歳の時にマーク ジェイコブス ビューティの広告塔としてモデルデビュー。2020年にはミュウミュウのファッションショーでランウェイデビューを果たし、順調にキャリアを積んでいる。
ケイト含むベテランモデルたちが警鐘を鳴らすことで、若手モデルを取り巻く環境が改善されることを願いたい。
text : Mariko Peeling