2008年に立ち上げた自身のブランドが経営難に陥っていると報道されたヴィクトリア・ベッカム(46)。さらには今度はデザインディレクターもブランドを去るというニュースが発表された。
自身が立ち上げたファッションブランド「ヴィクトリア ベッカム」の倒産危機が報じられている、ヴィクトリア・ベッカム(46)。そんな噂に、さらに追い討ちをかける報道が届いた。
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この度ヴィクトリア ベッカムは、デザインディレクターを務めてきたイラリア・イカルディがブランドを去ると発表。ブランドの広報は「イラリアはこの7年間、ヴィクトリア ベッカムに偉大なインパクトを与え、貢献してきました。彼女のクリエイティブなヴィジョンが、現在のブランドを形作ってきたのです。だからこそ、彼女の今後の成功を全員が願っています」と伝えている。
ヴィクトリア ベッカムは先日、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化し、約5,320万ユーロ(約67億5,000万円)の損失を抱えているという報道が出たばかり。報じたメディアによれば、ブランド経営の存続の危機にまで陥っていると言われている。
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そのためイラリアのデザイナー退任は余剰人員削減の一環だと言われているが、同ブランドの広報は、本人とヴィクトリアの相互の合意によるものだと主張している。
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ヴィクトリアが手がけるヴィクトリア ベッカムは、2008年秋冬コレクションでデビュー。モダンラグジュアリーな世界観と高品質を武器に、ハリウッドセレブを中心に人気が浸透。2014年にはブランドの売上が5年間で約1億7,000万円から約52億円に、スタッフも3人から100人にまでに拡大したことから、『Management Today』誌が選ぶ”イギリスで最も成功した起業家”にも選出されていた。
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しかし2019年には約17億円の赤字が出ているとの報道が。さらに2020年には新型コロナウイルスの影響も受け、前述した通り、経営難に陥っているという。
ただしヴィクトリアにおいて自身のブランドは「プライドであり喜び。決してお金儲けのためではなく彼女自身も過去3年間は給与をもらっていない」というほど、ブランドを存続するために全身全霊をかけているという関係者の話も。今回のイラリアの去就が良い方向に繋がり、ヴィクトリアの努力が実を結ぶことを願いたい!
text : Mariko Peeling