俳優トム・ハンクス(64)が新型コロナウイルス感染時の隔離期間を振り返り、あることにハマり過ぎて後悔していることを告白。それは誰もが知るあのカードゲームだった!
2020年3月に、妻のリタ・ウィルソン(64)とともに新型コロナウイルスに感染したトム・ハンクス(64)。無事、回復し俳優業に復帰した彼が先日、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙に寄稿。外界から隔離された数カ月の間、カードゲームに熱中していたことを明かした。
感染してから1週間ほどで体調が回復したものの、しばらくの間は隔離された状態だったというトム。
「Zoomでのミーティングもなく、世話をするべき子どももなく、遠隔で行うべき仕事もない」ことを理由に、カードゲームのソリティアにのめり込んでしまったとか!
「ロックダウン中や隔離中など、社会的に疎外された時間を過ごす間、ソリティアは無害な仕事で、心と手を癒す薬のようなものだった。何かをしていると実感できる安全弁のように思えた」と語ったトム。
今になって思えば、「日常的な雑用やヨガ、読書、4人の子どもたちや友人、ビジネスパートナーへの連絡など、他にもやるべきことがあった」「演技の準備や執筆活動にもっと時間を費やしたかった」と後悔しているとか。
さらにトムは、「(新型コロナウイルスは)人生と健康がいかに不確かなものであるかを教えてくれた」と続け、「この場を借りて、私たちが健康であることにどれだけ感謝しているかを伝えたい」と医療スタッフへの感謝のメッセージを綴った。
感染から1年経った現在、健康を取り戻し俳優業に復帰。2020年末には主演したNetflix映画『この茫漠たる荒野で』が公開され、アカデミー賞撮影賞など4部門にノミネートされる高評価を得た。さらに新作SF映画『Bios(原題)』でも主演を務め、今年8月に全米で公開されることが決定している。
60代になっても俳優として精力的に活動するトム。ソリティアの腕前が、今後の俳優業に生かされる日はくるか!?
text;Saki Wakamiya