ケンダル・ジェンナー(25)&カイリー・ジェンナー(23)の父親で、2015年にトランスジェンダーであることを公表した、ケイトリン・ジェンナー(71)が、カリフォルニア州知事選出馬を表明。当選すれば、アメリカ初のトランスジェンダーの州知事となることから注目が集まっている。
ケンダル・ジェンナー(25)&カイリー・ジェンナー(23)の父親で、大人気リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』への出演でも知られるケイトリン・ジェンナー(71)。2021年4月23日(現地時間)、カリフォルニア州知事選への出馬を表明した。
2015年にトランスジェンダーであることを公表し、改名したケイトリンの旧名は、ブルース・ジェンナー。リアリティタレントとして活躍する前は、陸上・十種競技の選手として活躍し、1976年のモントリオールオリンピックでは金メダルを獲得している。
現在カリフォルニア州では新型コロナウイルスへの対応をめぐり、現職のギャビン・ニューサム知事(53)に対する批判が高まっており、リコールを求める署名運動が起きているほど。リコール選挙に必要な署名数に達するのは確実と見られ、年内にも行われる見込みとなっている。
出馬表明で、「約50年間、カリフォルニアは私のホームです。カリフォルニアに来たのは、経歴や立場に関係なく、誰もが夢を実現できる場所だと感じたからです」と、カリフォルニア州に対する想いを語ったケイトリン。
さらに「私は実績のある勝者であり、ギャビン・ニューサムによる悲惨な時代に終止符を打てる、唯一のアウトサイダー。現状況は、私たちが知っているカリフォルニアではありません。彼は私たちに家にいるよう命じながら、自分は友人たちとディナーに出かけているんです」と、新型コロナウイルス対策における制限が厳しすぎることなどを指摘し、現知事と戦う姿勢をアピールした。
気になるカーダシアン/ジェンナー家の人々の反応については、米サイト『ET Online』が「家族は驚いていないよ。ケイトリンは、以前から政治に関わりたいという意向を示していたからね」という情報筋のコメントを紹介。
また同氏は、「ケイトリンと政治的な考えは完全に一致していないかもしれないが、ケイトリンの幸せを願っている」とも語っており、カーダシアン姉妹&ジェンナー姉妹は選挙の応援を行わないと予想されている。
カリフォルニアで最後に州知事のリコール選挙が行われたのは2003年で、この時は、元アスリートで俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(73)が出馬。現職知事を破り、州知事に就任した。
元アスリートで芸能人という点は、アーノルドと共通するケイトリン。ケイトリンがリコール選挙で勝てば、アメリカ初のトランスジェンダーの州知事となることからも、今後の展開に注目が集まっている。