ジャスティン・ビーバー(27)が、髪を黒人文化のひとつと考えられているドレッドヘアにした写真を投稿。文化の盗用かそうでないか、で論争を巻き起こすことに。
ジャスティン・ビーバー(27)が、ドレッドヘアの写真をインスタグラムで披露。すると、「文化の盗用だ」との批判が多数寄せられた。
髪をロープのようにするドレッドヘアは、主に黒人の人々が行うヘアスタイルとして知られている。
そして「文化の盗用」とは、ある文化圏の人やグループが、他の文化圏の伝統やファッション、シンボルなどの要素を、トレンドやスタイルとして取り入れる行為。特に社会的多数派(マジョリティ)の人々が、少数派(マイノリティ)の文化を使用することで論争となることが多い。
ジャスティンは写真の投稿のなかで、髪型については触れていない。しかしコメント欄には「本当にがっかり」「これは文化の盗用。あなたは、もっと良いことができるはず」といった批判が寄せられた。
その一方で、「これは文化の盗用ではない。彼はドレッドヘアを発明したと主張していないし、この髪型にすることで経済的利益も受けていない」「彼がしたいヘアスタイルをするべき」といった擁護の声も多数書き込まれており、コメント欄は紛糾!
ジャスティンにとって、髪型で物議を醸したのはこれが初めてではない。2016年4月にも、アイハート ラジオ・ミュージック・アワードにドレッドヘアで登場し、この時も論争が巻き起こった。
米サイト『The FADER』によると、ジャスティンは授賞式のバックステージでビッグ・ショーン(33)に「人々から“君は黒人になりたいんだね”って言われるけど、僕にとっては“ただの髪の毛”だ」と語っていたという。
昨年、ブラック・ライヴズ・マターのムーブメントが広がるなか、インスタグラムで「僕はブラック・カルチャーから影響を受けている。ブラック・カルチャーから恩恵を受けている」と表明したジャスティン。
そして「僕のスタイル、歌い方、ダンス、パフォーマンス、ファッション、すべてブラック・カルチャーから影響と刺激を受けているんだ。今日からこの場(インスタグラム)を学び、人種的不公平や制度的抑圧について発言し、必要とされる変化を起こすために使うと約束する」と宣言。
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今回のドレッドヘアには、そんなジャスティンの思いや意図が込められているのか? 今後のコメントや投稿に注目が集まる。