父親らによる成年後見制度の解除を求める裁判で壮絶な生活環境を告白したブリトニー・スピアーズ(39)。そんな彼女に旧友クリスティーナ・アギレラ(40)から愛あるメッセージが寄せられた。
2008年から適用された成年後見制度により、父であるジェイミー・スピアーズ(68)らに財産や生活全般を管理されてきたブリトニー・スピアーズ(39)。先日、後見制度の解除を求める訴えを起こした彼女の口から衝撃的な事実が明かされると、かつてのライバルや元夫たちが激励のメッセージを投稿!
2021年6月23日(現地時間)、ブリトニーがリモートで証人尋問に挑み、13年間にわたる父ジェイミーとサポートチームによる“支配された生活環境”を告白した。
「まるで奴隷か売春婦のようだ」とブリトニー自身が語るその内容は、「本人の同意なしの仕事の強要やメンタルヘルス治療施設への入居、クレジットカードや財布、携帯、パスポートなどの没収、子宮内避妊用具を入れられ妊娠できなくさせられていること」など、劣悪な環境下にいたことがわかるものだった。
These past few days I’ve been thinking about Britney and everything she is going through.
— Christina Aguilera (@xtina) June 29, 2021
It is unacceptable that any woman, or human, wanting to be in control of their own destiny might not be allowed to live life as they wish. pic.twitter.com/NRhNwcJaD3
そんなブリトニーに、同時期にデビューした旧友クリスティーナ・アギレラ(40)が愛あるメッセージを寄せたのは2021年6月28日(現地時間)。クリスティーナはツイッターに、ブリトニーとのツーショットと長文メッセージを投稿した。
「ここ数日、私はブリトニーのこと、そして彼女が経験してきたすべてのことについて考えてきた。自分で自分の運命をコントロールしたいと思っている女性や人間が、望むような人生を送ることが許されないなんて、あってはならない」と、父親らに支配されているブリトニーの現状について苦言を呈した。
続けて「(他人による支配が)人間の魂に与える精神的および感情的なダメージは、軽視されるべきではない。すべての女性は、自分の身体や生殖システム、プライバシー、自分の空間、その人にとっての幸せを自分でコントロールする権利を持たなければならない」と綴った。
古くからよく知る関係性だからこそ感じたことを「自由を求める答弁から伝わる信念と絶望感からは、私がかつて知っていた彼女が、支配者からの思いやりがなく生きてきたと思わせるものだった」と語り、最後には「ブリトニーのことを想っている。彼女には、世界中からの愛とサポートを手にする権利がある」という励ましの言葉で締めくくった。
また、この一件に関して、長らく口を閉ざしていた妹のジェイミー・リン・スピアーズ(30)も初めてコメント。「姉が幸せになるために、彼女がしたいことを100%支持します。姉を愛しているし、姉に幸せであってほしいという気持ちは、これまでもこれからも変わりません」と全面的にブリトニーを支持することを表明。
さらには、元夫のケヴィン・フェダーライン(43)も「後見人制度が彼女の精神状態に悪いのであれば、解除したほうがいい」とし、「ブリトニーにとって最良な方向に進むよう、応援している」と自身の弁護人を通して伝えた。
その他にも、元恋人のジャスティン・ティンバーレイク(40)やマライア・キャリー(51)など、数多くのセレブから支援の声が続出。今回の裁判の行方はどうなるのか。ブリトニーの切なる思いが伝わることを願いたい。
text:Mayu Yamamoto