昨年の全米オープンでの人種差別への抗議に加えて、自身のメンタルヘルスについて勇気ある告白するなど、テニス以外での活動も注目を集める大坂なおみ選手(23)が、米誌『スポーツ・イラストレイテッド』の水着特集号の表紙に登場!
テニスの大坂なおみ選手(23)が、2021年7月22日(現地時間)発売の米誌『スポーツ・イラストレイテッド』(以下:『S.I.』誌)水着特集号の表紙に登場。力強い水着姿を披露した。
近年、体型・年齢・人種・職業などさまざまなタイプの女性をカバーモデルに起用し、大注目を集めている『S.I.』誌の水着特集号。今年表紙に登場したのは、大坂選手に加えて、ラッパーのミーガン・ジー・スタリオン(26)、トランスジェンダーモデルのレイナ・ブルームの3人。
ミーガンはラッパーとして、レイナはトランスジェンダーモデルとして初めて『S.I.』誌の表紙を飾ったことに。そして大坂選手は「『S.I.』誌水着特集号の表紙に載った、初めてのハイチ&日本女性」というコメントを添えて、自らのインスタグラムに表紙の画像をアップ!
加えて、ビーチで撮影されたビキニショットも多数公開。投稿には、姉の大坂まり(24)のほか、テニスのココ・ガウフ選手(17)、詩人のアマンダ・ゴーマン(23)、女優のジェシカ・アルバ(40)をはじめとする、大勢の人々から賞賛のコメントが寄せられた。
昨年テニスの全米オープンで、人種差別に抗議したマスクを着用し反響を呼んだのに加え、今年6月、米誌『TIME』に寄稿したエッセイで長年うつで苦しんでいることを告白。アスリートのメンタルヘルスの問題に光をあてることにも貢献した大坂選手。
『S.I.』誌の編集長MJ・デイは、3人を起用した理由を「彼女たちはルックス、育った環境、情熱やインスピレーションを受けているものも、それぞれ違います。しかし、それぞれが美はさまざまなカタチで存在することを思い出させてくれます」と声明で説明。
大坂選手については、「私たちは人種差別、社会的正義、メンタルヘルスに関して壁をうち破ってきた、なおみの情熱、強さ、パワーを讃えます」と、大坂選手の内面的な強さが決め手になったことを明かした。
そんな大坂選手は東京オリンピックで、約2カ月ぶりにテニスの試合に復帰する予定。どんなプレーを見せてくれるのか、期待が高まる。