東京オリンピックでの金メダル獲得はもちろん、編み物が上手という意外な特技も話題になっているトーマス・デーリー(27)。今度は応援席での行動が話題を呼んでいる。
東京オリンピックの男子シンクロナイズドダイビング10メートル高飛び込みで見事、金メダルを獲得したイギリスのトーマス・デーリー選手(27)。2021年8月1日、女子3メートル飛板飛び込みの応援席でキャッチされた「ある行動」が、世界中で話題沸騰!
英国と書かれたチームシャツ&ショーツに身を包んだ彼のひざの上には、ピンクとラベンダーのグラデーションが美しいニット。手には棒針が握られており、試合を観戦しながら編み物に勤しんでいたのだ!
「飛び込み王子」の異名を持つスターアスリートが黙々とニットを編む様子は、オリンピックの公式SNSでも取り上げられ、世界各国のメディアのヘッドラインを独占! 「何を作っていたの?」と問い合わせが殺到したようで、トーマス選手は自らのSNSで愛犬用の服だと明かした。
翌日は、男子3メートル飛板飛び込みの種目を観戦していたトーマス選手。すでに前日のニットは編み終えたのか、手には白いニットが。ユニオンジャック柄とオリンピックの五輪マークが編み込まれたデザインは「まるでプロのような出来栄え!」と、優れたスキルを賞賛する声がSNSに続出した。
2008年にイギリス史上最年少の14歳で、北京オリンピックに出場。15歳で世界選手権初優勝を飾り、2012年のロンドンオリンピックでは銅メダルを獲得した。その輝かしい経歴に加え、甘いマスクにチャーミングな笑顔、鍛え上げられた肉体美を誇るトーマス選手は瞬く間に人気アスリートとなり、「飛び込み王子」の愛称で親しまれるように。
プライベートでは、2017年に映画プロデューサーのダスティン・ランス・ブラック(47)と結婚。翌年、息子のロバート・レイ(3)を迎え入れたことを発表した。
そんなトーマス選手が編み物を始めたのは去年、きっかけは新型コロナウイルスによるロックダウンだとか。「ロックダウン直後に編み物を始めて以来、ずっと夢中さ。かぎ針編みも始めたよ」と明かしており、編み物専用のSNSアカウントには完成した作品がずらり!
先日、金メダルを獲得した後は、メダルを入れるためのニットケースを手作りしたことを報告。片面にはユニオンジャック、もう片面には日の丸が編みこまれたメダルケースを嬉しそうに披露した動画は、公開から1週間足らずで再生数170万回を突破した。
メダル獲得後も連日のようにメディアを賑わせ続けているトーマス選手。「編み物王子」として、もうひとつのキャリアをスタートさせる日も近い!?
text : Mariko Peeling