ブリトニー・スピアーズ(39)が今年6月にその実態を明かし、解除を求めた成人後見人制度に新展開。ブリトニーから解任を求められていた父親ジェイミー・スピアーズ(69)が、退任する意向であることが裁判所に提出された書類で明らかに。ただし、すぐに辞めるわけではないもよう。
長年に渡り、ブリトニー・スピアーズ(39)の資産を管理する成人後見人を務めている、父親ジェイミー・スピアーズ(69)。2021年8月12日(現地時間)、ジェイミーの弁護士が裁判所に提出した書類により、ジェイミーが後見人を退任する意向であることが判明した。
6月23日(現地時間)に自身の成人後見人制度に関する審問で、その実態を明かしたブリトニー。
避妊の強制、恋人との結婚を禁じられていること、さらに自身の意思に反して療養施設に入れられたことなど、ブリトニーが判事に語った、成人後見人制度の「虐待的」な内容は世界に衝撃を与え、多くのセレブやファンがブリトニーへのサポートを表明していた。
その後、父親を後見人から外すというブリトニーの訴えは棄却されたものの、7月14日(現地時間)に弁護士の選択が認められたブリトニーは、元連邦検察官のマシュー・ローゼンガートを新たな弁護士として雇用。
ローゼンガート弁護士はすぐにジェイミーを後見人から解任するよう申し立て、さらに、ブリトニーの個人的な後見人、医療チームもジェイミーの解任を支持する申し立てを行った。
そうしたなかで自ら、後見人を退任する意向を示したジェイミー。しかし米『CNN』のウェブサイトによると、裁判所に提出された書類は「解任の申し立ては不当であるものの、娘と公の場で争うことがブリトニーにとって最善の利益とならないため、準備が整ったら退任する」という、内容だったとのこと。その書面は、以下の通り。
「スピアーズ氏の後見人としての職務を停止、解任する実質的な根拠はありません。スピアーズ氏は不当な攻撃の標的となっています。不当な解任申し立てに異議を唱えるべきところですが、後見人としての任務をめぐり公の場で争うことがブリトニーの最善の利益となるとは考えていません。裁判所や娘の新しい弁護士と協力し、新しい後見人への秩序ある移行を準備するつもりです」
これに対しローゼンガート弁護士は、「スピアーズ氏本人と弁護士が彼の解任を認めたことを、うれしく思います」と声明を発表。加えて「過去13年にわたり、娘の資産から数百万ドルを得ていたスピアーズ氏の行為について、精力的に調査を続けたいと思います」と、改めて対決姿勢を強調した。
どうやらすぐに後見人を退任するつもりはなさそうなジェイミー。そしてブリトニー側の調査によっては、今後さらなるショッキングな内容が明かされる可能性も。ブリトニーが自由になるまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。