東京オリンピック期間中、高レベルな編み物のスキルを見せ「編み物王子」の名が付いたイギリス代表のトーマス・デーリー選手(27)。この度、話題となったニットを完コピした新作を発表し、凄いと再び注目が集まった。
東京オリンピックの男子シンクロナイズドダイビング10m高飛び込み種目で金メダルを獲得した、イギリス代表のトーマス・デーリー選手(27)。その偉業はもちろん、ハイレベルな編み物のテクニックにも注目が集まった彼が、ファン待望の新作を発表!
自身のSNSで、カラフルなニットカーディガンをお披露目したトーマス。裸の上半身に羽織り高々とピースサインを掲げ、誇らしげな表情を浮かべた。
トーマスはこれらの写真に、「ようやく完成したよ! 以前ハリー・スタイルズが着ていた、JW Andersonのパッチワークカーディガン。みんなどう思う?」と添えてアップ。
トーマスが明かした通り本作は、ハリー・スタイルズ(27)が2020年2月にTV番組のリハーサルで着用したJW Andersonのカーディガンを模したもの。当時、おしゃれ番長のハリーが着たことで人気に火がつき、TikTokではこのカーディガンを手編みで再現する「#HarryStylesCardigan(ハリー・スタイルズ・カーディガン)」チャレンジが大ブームに!
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そんなトレンドを受けてJW Andersonは、カーディガンの型紙を無料で公開。さらに、一大ムーブメントを起こした作品として、ロンドンにある国立博物館「ヴィクトリア&アルバート博物館」へカーディガンを寄贈したそう。
先月はアメリカに渡り、ファッションの祭典「メットガラ(Met Gala)」に参加したトーマス。その準備中と思われるシチュエーションで、このニットを編んでいる様子をSNSにアップしていた。
完成を待ち望む声が相次ぐなか、ついに公開された作品は見事な出来栄え。投稿には「すごすぎる!」「プロだ」などの称賛が続々と寄せられ、なかには「ハリー(・スタイルズ)も見るべきだ」というコメントも!
東京オリンピックで金メダルを獲得後、片面にユニオンジャック、もう片面に日の丸が編みこまれた手作りのメダルケースを披露し、「編み物王子」の愛称で親しまれるように。その後の試合観戦中も編み物に熱中する様子がたびたびキャッチされ、完成した五輪のロゴ入りカーディガンは世界中のメディアで報じられた。
「#HarryStylesCardigan」チャレンジに成功し、改めて編み物の実力をアピールしたトーマス。果たして現在は、どんな作品に取り組んでいるのか。新作を楽しみに待ちたい。
text : Mariko Peeling