元スーパーモデルのポーリーナ・ポリスコワ(56)が、インスタグラムに投稿した自身のヌードやビキニ写真に寄せられた批判コメントに反論。女性を年齢だけで差別することへの疑問を呈すると同時に、今が「人生最高の時期」と胸を張った。
インスタグラムに自身のビキニ写真、ヌード写真をしばしば投稿することでも知られる、元スーパーモデルのポーリーナ・ポリスコワ(56)。
ユーザーから寄せられた「あまりにも自分自身と外見にこだわり過ぎ。その年齢になったら、半裸を世界各地で披露する16歳みたいなことをする代わりに、子どもや孫の近くに引っ越して、他人のための人生を始めるべき」というコメントに対し、新たなヌード写真とともに長文メッセージで反論した。
モノクロの美しいヌード写真をインスタグラムにアップしたポーリーナ。「寄せられたコメントは、繁殖をやめたら他の人に栄養を与えるために引退すべきという、女性は本質的に家畜だという未だに一般的な考え方を浮き彫りにするもの」と綴り、コメントを批判した。
ポーリーナは、2019年にザ・カーズのフロントマンだった夫リック・オケイセック(享年75)を心疾患で亡くし、ふたりの息子もすでに成人している。
そんなポーリーナは「私は56歳で、最高の人生をおくっているわ。これまで人の世話をすることに人生を費やしてきたけど、ついに自分自身でいられるようになった。編み物をしたり、ケーキを焼いたり。ごく稀に私を必要とする家族や南国の太陽、恋人の腕であたたまることも、写真家の素敵なライトを浴びることもあるわ」と続け、今が人生最高の時期だと宣言した。
モデルとして10代からビキニやヌードの撮影を行ってきたポーリーナは、「私は15歳から同じような写真を撮ってきた。その頃は自分をまだよくわかっていなかったから、誇りに思うことができなかった。人に頼まれたから、他人のためにポーズを取っていたのよ」と自身の経験に言及。
そして、「私がビキニやヌードの写真を投稿するのは、やっと自分に自信を持てたから。みんな若い女性のビキニやヌードを山ほど見ているのに、誰も彼女たちに服を着ろとは言わない。10代のヌードはよくて大人の女性がダメなのは、どういう基準なのかしら?」と疑問を投げかけた。
「歳を重ねた女性に知恵、ユーモア、忍耐は許されるけれど、官能は許されない。これは大きな社会的タブーで、だからこそ私は自分のために投稿しているの。私は56歳かもしれない。でも30年前と同じくらい、いいえ、実際はそれ以上に女性よ。私は完全に自分の身体に宿り、感謝し、祝福しているの」と締めくくり、年齢だけでヌードやビキニ姿を批判することに反対する姿勢を改めて表明した。
インスタグラムではヌードやビキニだけでなく、無修正の素顔から泣き顔、そしておもしろ顔まで、ありのままの姿とともに自身の思いを発信しているポーリーナ。今回の投稿には、元スーパーモデルのヘレナ・クリステンセン(52)を含め、多数の「いいね!」が寄せられており、多くの人々がポーリーナの発言に注目し、勇気づけられているようだ。