映画『マトリックス』シリーズなどで知られるハリウッドスター、キアヌ・リーブス(57)が、出演したトーク番組で過去にサインをねだったエピソードを告白した。
人気コメディアンのスティーブン・コルベア(57)が司会を務めるトーク番組に出演したキアヌ・リーブス(57)。映画『マトリックス』シリーズなど数々のヒット作で主演を務める人気俳優の彼が、過去にひとりだけサインをねだったことがあると明かした。
キアヌがサインをねだったのは2回で、そのうち1回は友人のためだったそう。相手はロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのヴォーカルだったことでも知られるミュージシャン、ルー・リード(享年71)。
「ルーはクールに応じてくれた。小さな紙切れにブルーのインクのペンで書いてくれたんだ。いいサインだったよ。ただ“ルー・リード”とだけ書いてあった」とキアヌが当時のエピソードを語ると、司会者のコルベアは「“ルー・リード”と書かれていなかったら、(友達は)がっかりしたと思うよ」とジョークを飛ばした。
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そして2人目は、反体制的な辛口ジョークで伝説的な人気を博したコメディアンのジョージ・カーリン(享年71)。彼こそ、キアヌが自らサインを求めた唯一の人物だという。
ジョージとキアヌは、キアヌが主演を務め、1989年に公開された映画『ビルとテッドの大冒険』で共演。かねてから彼の大ファンだったというキアヌは、このときにサインをもらったと明かすと、コルベアも「羨ましいよ、僕も彼の大ファンなんだ」と返した。
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さらに、「ジョージは“親愛なるキアヌ、ファック・ユー!”と書いてくれた。ずっと僕にだけそう書いてくれたんだと思っていたけど、あるとき他の人にも同じようにサインしていることを知ったんだ」というエピソードを交えながら、「いずれにしても素敵な思い出だよ」と当時を振り返った。
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キアヌにとって思い出深い作品となった『ビルとテッド』は2020年、前作から29年ぶりとなるシリーズ3作目『ビルとテッドの時空旅行』が公開。その公開時に共演者のアレックス・ウィンター(56)とともに応じたインタビューでも、2008年に死去し出演が叶わなかったジョージについて触れていたキアヌ。
「彼(ジョージ)は作品に品格をもたらしてくれた。ルーファスという役に、真摯に取り組んでいたよ」「彼のような、人間としてもアーティストとしても素晴らしい人と一緒に仕事が出来たことは、僕にとって本当に貴重な経験だった」と、伝説のコメディアンに敬意を表した。
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18年の時を経てついに復活した、『マトリックス』シリーズの最新作『マトリックス レザレクションズ』のプロモーション活動に大忙しのキアヌ。今後どんなエピソードが語られるのか、楽しみだ。